映画は公開されたが、映画館に行くことはないだろうなあ。DVDが出るのを待つだろう。DVDではなくてBlu-rayディスクにするかも。
まあ、それはそれとして、あの後、毎日5巻づつ購入して読んだ。あっという間だった。
6巻は歌舞伎町から始まるけれど、昔の歌舞伎町とかさくら通りのイメージはああいう怖いところだった。実際、怖かったところだと思う。7巻、ここで登場、小泉響子・・・今回原作と一番似ていると評判・・・だが、実際似ている。そして映画の第一章の最後、すなわち2000年の大みそかに何があったのかがここで明らかにされる(8巻にかけてね)。8巻からは後半に突入。カンナが活躍してきます。このあたりはカンナと響子の二人を中心に物語は展開。
そして徐々にカンナの前に明らかになる、今回の物語の真実。自分の父親のこと、母親のこと。徐々に広がる友達の輪。昔のつながりは生きている。春波夫までもが昔の仲間!? バーチャルランドで再現される過去の出来事・・・このバーチャルランドが微妙な存在だな。映画のマトリックスの世界とは違う。ここの見方によっては滅茶苦茶なこと書いていると感じるかもしれない・・・僕はそう感じなかったけどね。どっか飛んでいるんだよ・・・突き詰めていくと矛盾するかもしれないけれど、自分たちのストーリの中でそこは大きな問題ではない・・・○○ごっこなんてそんなものだった。
そして物語は法王暗殺へ・・・これも茶番だったわけだけど。
1970年、万国博覧会・・・このイベントがどのくらい大きなものだったか・・・21世紀に何を我々は当時期待していたのか・・・現実はどうだ?などと言う思いも著者にはあったのかな。無人になった街の中のコンビニで食べ物を失敬した時、誰もいないのにお金を置いていく・・・こういう感覚・・・なんでこんなシーンを描いたんだろねえ。最後は宇宙からの侵略、火星移住まで出てくる・・・これを荒唐無稽のストーリというだろうか。
その合間合間で明らかになってくる今回のストーリの全容・・・でも一回読んだだけではよくわからない。
最後は21世紀少年上下2巻。最後の終わり方は映画の方が格好いいらしい。
この物語・・・舞台は何と言っても東京だ。しかも学校や遊び場などケンジ達子供の遊び場がその元・・・そして生活の場・・・北海道やら東北やらから海外もちらちらでてくるけど、やはり舞台は東京で彼らが遊んでいたあたりだろう。大きいようで狭い世間・・・こんなものなのかもしれない。
話変わって・・・小学館もしっかり商売している。大人買いしたい人のためにしっかりセットものも出している。
20世紀少年(ビッグコミックス)全22巻+21世紀少年 上・下 小学館 2008-12-08 by G-Tools |
僕はなぜか、これを普通の小説・・・つまり文字の作品として読みたいと思った。なぜでしょう?