現在は初めてのことに挑戦しています。とりあえず下の本、読んでます。
最初に引っかかったのは、第一章の最初に書いてある「ルーカス批判」なるもの。少々引用すると・・・
・・・「人々の行動様式(ディープ・パラメータ)が変化すると、観察される経済変数同士の関係は崩れてしまうため、見た目上の経済変数の関係や経験則を利用して政策を行うことはできない」といったメッセージを想起した人は、ルーカス批判のかなり正確な意図を掴んでいるといってよい。
原著論文を読まなければいけないが、このような感覚は、その昔、ある需要モデルを推定したとき、漠然と抱いたものだ。正確には違うかもしれないが、マクロとミクロの間に乖離があってどれだけ意味のあるものだったのだろうかと感じたものだ。
今回、この一文に触れ、DSGEモデルなるものはそこを乗り越えている・・・つまりミクロ的基礎の上に考えられているモデルであるらしいということで、これはしっかり理解しなければ!と思った次第。
- 作者: 加藤涼
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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