日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

情報通信アウトルック2006

研究所のみんなで書いた情報通信アウトルック2006−IT大融合の時代が増刷されたそうだ。

4757101716 情報通信アウトルック2006 IT大融合の時代
情報通信総合研究所
NTT出版 2005-12-23


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今回のアウトルックは視点を大きく変え、レイヤ構造を中心に現状を分析し、近未来を見るという視点で書かれている。これまで以上に力を入れて書いた内容となっている。

読んでもらった人の評価もまずまずで、ちょっと手ごたえを感じていた。執筆者、いや間接的には研究所全体の人間がかかわっている本書が売れることは研究所全体の評価にもつながり、多くの人に名前を覚えてもらうことにもなり、その効果は小さくない。

今回売れた背景には、ICT産業に対して、総務省通放懇IP懇の開催あるいは昨年11月のNTTの中期経営戦略の発表などが重なり、多くの読者が関心を寄せることとなったという点も無視できないであろう。

2007年版は何が主テーマになるのであろうか・・・上位レイヤだとWeb2.0、インフラだとNGN&IMS、携帯だとサービスの高度化多様化、あとはそれに関連した個別市場の話という感じであろうか。

それから一つの課題として、本書はこれまで近未来も見通した内容となっているが、定量的な予測などは出していなかった。その点については、「予測値があるともっと面白い」という声を聞く機会が多く、次回はどうにかしたいと思う。

読者の皆さん、お楽しみにしていてください^^

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