日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

将来をどう描くか・・・問われるraison d'etre

シンクタンクレゾンデートル(raison d'etre:ある物が存在することの理由。存在価値。)とは何だろうか?

  1. 海外動向の収集整理
  2. アカデミズムとの間のリエゾン
  3. 社会的事象の調査分析・コンサルティング

僕がいる組織の場合、上記の1,2に関しては存在価値を認められている。しかし、マーケット全体で見たとき、この2つの需要があるクライアントは限られているとみてよいだろう。

一方、もっとも顧客が多いと考えられるのは3だ。悲しいかなこの部分で存在価値は「あまり」認められていない(まったく認められていない訳ではない)。これをどう改善していくのか・・・その施策の具体化が必要だ。

ちょっと考えただけでも既クライアントに存在価値を認めてもらうための改善点はいろいろある。また未開のクライアントに認めてもらうためにも改善は必要だろう。

現状で全然だめというわけではない。今後の受注環境を考えた場合、どうしても必要と思われるものだ。

  1. 情報収集の仕方
  2. 収集情報の使い方・売り方
  3. 人材の収集・育成方法
  4. 顧客開拓の仕方
  5. 顧客情報の管理

要するにビジネス・モデルの見直しが必要だということだ。そう考えざるを得ないほど、環境は厳しさを増していると判断せざるを得ないだろう。

ちょっと古い言葉かもしれないけれど、リエンジニアリングの大掛かりなものをやる必要があるということだ。1,2は仕事の仕方そのもののやり方を変えること。3はGoing Concernとして将来を見据えて調査研究能力を維持・向上しようとすれば重要度は益々高くなる。4、5はあらゆる機会を逃さないようにするためには必要。要するに仕事を選べる時代ではないということ。

・・・と考えるのは現状に対して悲観的過ぎるだろうか。

ああ、今日もこんな時間だ・・・涙