室戸岬灯台
太平洋!外海の色、空の青と海の青、同じ青でも全然違う・・・気持ちよかったことこの上ない。
中岡慎太郎像から少々車を走らせて、室戸岬の灯台へ。この日は本当に天気が良く、初夏を思わせる光の中を灯台に向けて車を走らせる。
海側から見ると、灯台は岬の山のうえにある・・・結構距離があるように見えるけど、それほどでもない・・・車で行けばだが。
海の大きさを感じながら、この海をずーっと照らし続けてきた灯台を見る。最初は見上げるのかと思ったけど実際は・・・
灯台の上から若干見下ろす感じ。光の到達距離は49キロほどに達するらしい。遠くまで照らしている。
微妙に海の色が違うのをお分かりいただけるだろうか。沖合の方が濃い藍色って感じだ。外海の色だね。この色は昔石廊崎に行った時に見た色と同じだなと思った。黒潮の色だろう。
そしてこの灯台とほぼ同じところに24番札所がある。
24番札所 最御崎寺
行きがけにたくさん見かけたお遍路さんたちが目的にしていたお寺さん、最御崎寺。参拝している人たち、観光の人たち、そしてお遍路さん、結構賑わっていました。
お遍路さんは白装束なのですぐ分かる・・・そして本来のお遍路さんとはちょっと違う若者がいた。白装束なのだけど、足元はランシューを履いている。ふくらはぎもいい感じの筋肉の張り具合・・・おぬしも走るのかって感じ。実際は歩いて回っているのだろうが、近いものを感じた。歩くの速かったね。
そして僕らは、最御崎寺の中をゆっくりと見ながらお参りをして、薬王寺からの70キロを超える道のりに思いをはせるのでした。あの抜かしてきたお遍路さんたちがここに着くのは明日だろうか・・・と。
そして最御崎寺の駐車場に戻る際、ちょっと寄り道してみた風景。ここからの眺めが今回の旅行の中で一番だったかもしれない。本当に素晴らしい眺めでした。そしてまた頭の中はお遍路さんのこと・・・この海岸線をまたずーっと歩いていくのかと彼らの無事を祈らずにはいられませんでした。
駐車場の木立は深く、そこから覗く青空もまた深かった。
これで八十八カ所のうちいくついったことになるのだろう。10か所はまだ行ってないかな。いつかは1番から最後まで1400キロを通しで走るのを夢見て、最御崎寺を後にしたのでした。