日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

パネルデータの計量分析

最近、世の中ではパソコンの普及とその高性能化によって計量分析が身近なものになってきている。

表計算ソフトを使えば簡単な回帰分析なら誰でも出来る。計量分析を本格的に勉強したいなら、それなりの統計ソフトが欲しいところ。

統計ソフトにもいろいろあるけど、僕が今まで使ったことがあるのは、SAS、Limdep、SPSSぐらいだろうか。大規模な分析のときはSASを使っていたが、何せリース料がかかるので、来年からはSTATAに完全に乗り換える。

若手の専門家も入ってきたので、彼らにも同等の分析環境を確保しようとすると、UNIXをサーバーとしてTelenetでアクセスするより、各自のパソコンにそれぞれインストールして使えるようにした方が、計算の効率的だということもある。

さて、研究環境は出来たのだが、次の課題がパネルデータベースの構築・維持とそれを使った分析として何が出来るかを具体的に企画し、プロジェクト化することだ。

数年前からパネル分析、パネルデータには注目していたが、本格的に勉強したことはなかったため、いざ企画書を書こうとするとパネルデータが何たるかを正確に理解していない自分に気がついた。

で、今、お勉強しているところ。

パネルデータの構造は横断面データと時系列データを組み合わせたものと考えられるから、いろいろな情報がそこから入手できる反面、分析方法も難しくなっていくと思う。

具体的にどのような企画内容になるかは今後考えることになるが、今はひたすらパネルデータについてお勉強。

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