日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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東京大空襲

3月10日は、東京大空襲の日だ。ちょうど今頃の時間にこの日本橋界隈はほぼ焼き尽くされた。ビルの残骸のほかはまったいらになった日本橋界隈の写真を見たことがある。

今、生活していても当時を思いおこすことはまずない。この日を必ず思い起こさせるものといえば・・・明治座の前の小さな祠が東京大空襲で命を落とした人たちをまつったもので、それを見るときぐらいだ。

僕の伯父が川崎から大空襲で燃え上がる東京を遠目に見て、「もしかしたら自分も死んでいたかもしれないとそのときは思った」という話を聞いたことがある。別の人からは戦後しばらくの間このあたりは、家を建てたりするときに土地を掘り返すと人の骨が出てくることが良くあったというようなことも聞いたこともある。

60年前の今このとき多くの人が犠牲になった・・・そして今、僕は仕事に追いまくられながらもこの時を無事に暮らしている・・・言葉もない。