エクセルでデータを加工するときいろいろな関数をしていると便利だ。作業効率が大きく向上する。でもそれはある程度大きなデータを加工するときで、自分らが計量分析する際のデータは高々数十から多くて数百のレベルなので、多くは力技でこなしていた。
若い研究員は関数を使ってさっさと片付けるところをロートルの研究員はえっちらおっちら数式をいろいろ組み合わせせてデータを加工しているのだった・・・自分の場合。
ところが歳をとるとその「えっちらおっちら数式をいろいろ組み合わせせてデータを加工」するという行為が面倒くさくなり、そもそも作業をしなくなったり、若い衆に任せたりということ・・・今まではこんな感じ。
関数は「使える順」に極めよう! Excel 最高の学び方 (できるビジネス)
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最近は仕事が非常に忙しく、また若い衆も育ってきたのでそんなデータ加工を頼むには機会費用が高すぎる・・・ので、自分で関数を覚えることにした。とりあえずは1番の武器になると思われるVLOOKUをマスターしようと思ったのだが、これがなぜか上手く使いこなせない。何度やってもエラーになる始末。終いには若い衆に助言を頼み、なんとかエラーがなくなり、その時は処理できるのだが、また改めてやるとまたエラーになる。何かが理解できていないということは分かるのだが、何を理解できていないのか・・・しかもこんな簡単なことでということで・・・自分が嫌になりながらも先日再度悪戦苦闘していたらなんとか独力でできた。
今回の場合は、VLOOKUP関数の2番目の項、範囲を指定するところを間違えていたのだが、これに気がつくのにどれだけかかったか。多分、まだちゃんと理解していないので次に使う時はまたエラーが出るような気がする。
万事がこの調子なので先が思いやられる。新しいことをマスターするのが億劫になる・・・ってやはり年齢を重ねたということなのだろうか。同じようにやろうとしていて進まないものにRのマスターがある。こちらも早くマスターして時系列分析を自分でいろいろやって見たいのだが、悪戯に時はすぎて行く。頑張らねば。
さて今回のVLOOUP、一応、自分でできたので集計したデータとそのグラフを載せておこうw
これはある需要予測の基礎資料として、固定通信装置の免許数を時系列で整理したもおだ。これを見ると、規模としては防災行政用が圧倒的に多く、次が水防水利道路、電気通信役務(基地局以外)と続く。
これを見ると、固定通信装置の需要動向は防災行政の動向が大きく影響することが推測され、次に今後を見る上では、携帯電話の新規格5Gがこれから設備の整備が始まるということで電気通信役務(基地局除く)の動きが今後どうなるかというところだ。
ビッグデータと言われる時代、いわゆるビッグデータ以外でも、データの取得は容易になっており、その量は今後どんどん大きくなって行くであろう。それを使って自分の研究や仕事に活かすためには、やはりデータを処理するアプリケーションをうまく使いこなせることはますます大切になってくるということだ。
55の手習いというのも何だが、これからも悪戦苦闘は続く・・・R、なんとかしなければ。