BILLY BADの第６巻が出た。いつもより少し出るタイミングが遅かったので、もしかしたら震災の影響を受けたのかもしれない。
今回は、当然だが、５巻の続きが主な内容。米国南部を中心にケネディ大統領暗殺を巡って話は展開される。そしてマンガ「BILLY BAD」の現著者となっている偽物チャックカルキンの謎が明らかにされる。２０世紀少年で出てきた万丈目がここにも登場して・・・というのは冗談で、ケヴィン山形の助手であったチャックとは違う人物に変わっていたことの謎が解ける。
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BILLY BAT（6） (モーニングKC) 浦沢 直樹 長崎 尚志 講談社 2011-05-23 by G-Tools |
そして次の話への伏線として、第一巻だか第二巻だったかに出てきたタクシーの運転手の娘が登場する。百地家の末裔の娘・・・とくれば、これがまた伊賀だったか甲賀の忍者の話につながっている・・・そしてケヴィンに会えとコウモリから言われてしまう。
登場人物はまだまだ増えそうだが、話の筋は新しいものは出てこない今回の展開。これから今まで出てきた話が絡み合って一つの結末へ収斂して行くのだろう。その収斂していく先のひとつ（しかしこの一つは絶対実現されない・・・なぜならばそれで話は終わってしまうからｗ）がケヴィン自身によって示され、オズワルドがそれを見て背筋を凍らせる。どんな絵が書いてあったのか・・・楽しみ。
そして次号はおそらく忍者ヤジロウのあの巻の続きが読めそうな気がする。
