会社の中でそれなりの立場の人はピンとくるだろう。「コントロール」と「マネジメント」。
最近僕は居酒屋Kでどうも愚痴っているらしい。そこで紳士Kから「どうした?」と言われ、「○☓△・・・」って言ったら、じゃあ、今日は・・・と言って教えてくれたのが・・・
人間はコントロールできないが
マネジメントはできる
・・・ということだった。
僕はこの言葉を聞いた時、「マネジメントはできる」という後半に反応し、「なるほど、マネジメントはできるけど、人はコントロールできないってことですね」と返したら、紳士Kは、例の声で、「人間はコントロールはできないが、マネジメントはできるっていうことだ」と再度コントロールを先に言った。
言葉の順番・・・気にしない場合もあるが、今回はコントロール不可を最初に言うことに意味があるように思えたので、自分なりに考えてみた結果、おそらくこういうことだろうと自分なりに解釈しました。
まず社長でも、部長でも、課長でも、およそ人の上に立つようになったら、まず頭に置いておくべきは、「人はコントロールできない」ということ。だから管理はできても、それで思った通り動いてくれるとは限らないということだろう。それを前提にマネジメントを考えなければいけない・・・ということだろう。
会社の中にはいろいろな考えを持つ人がいる。人の上に立つ立場もいろいろあるが、その中でも、同じ立場がたったとしてもそこに立つ人の考えはさまざまだ。周りを見ながら動く人(機会主義ということではないです)、自分のことだけやっている人、全然ダメな人、立場に潰されてしまう人・・・そういう中で会社は動いていく。その組織の中でどうやって潜在的な力を顕在化させて力を出し切るか・・・なかなかできることではないと思う。
さて、紳士Kはこの日はもう一つ、コミュニケーションの重要性も言っていた。仕事の流れの中だけでは、みんなの考えは分からないし、自分の考えも伝わらない。だからたまには飲みに行ってみんなでわいわいやらなければいけないと。
いつもながら貴重な助言だと思う。感謝。