日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

紳士K!の一言:それで何ができるんだ?

Mrk
世の中、どうも景気の先行きが思わしくない。それは自分の回りもそうで、なんとかしなければいけないという考えはいつも頭の中にある。

で、先日、居酒屋Kに行った時、紳士Kがちょうど来ていたので、「そうだ!」と思い、即興で営業活動をしてみた・・・と言っても、飲みながら、「紳士Kさん、何か仕事ありませんか?」という、まあのん兵衛の世間話の延長みたいな感じで軽く聞いたのだった。

そこで紳士Kが返してくれた言葉は・・・

「それで、お前のところは何ができるんだ?」

というもの(ちゃんと返してくれたのである。まずはそのこと自体に紳士Kに感謝しなければいけないのかもしれない)。まあ驚くような一言ではない。普通に聞き返させるフレーズだろう。でも、こちらはその瞬間、言葉に詰まってしまった。

「・・・(ちょっと間があった後)、市場調査とかできますよ」

と返したのだが、これでは何もアピールになっていないことに言いながら気がついた。

「有機○○の市場調査とか・・・」というと、「そんなことはわが社の社員はすでによく知っているぞ、それ以上に何かできるのか」・・・と、これもまあそういう言葉が返ってくることは当然予期されるだろう。ちなみに紳士Kさんは、有機○○関係の会社の方だ。

こんな会話しながら、頭の中では、「こりゃ、一般市場の開拓なんて言っても、その前に自分自身の宣伝が何一つできないじゃないか。これでは仕事くださいなんて言ってもだめだ」と当たり前すぎることに今頃気がついた自分がいた。

グループの中だと端折って話さないようなそもそものところを一般市場(これも一種の方言だな)で仕事を受注しようとしたらそこから入らなければならない。これについては、もう一度、しっかり考えなければいけないだろう。

自分たちに何ができて、どういう点で役に立てるのか・・・について短時間で簡潔かつ説得的にアピールできるか・・・常日頃から考えておかないとその場で即興で話すには経験がなさすぎる。

それと話すだけだとその場で終わってしまうので、パンフレットを作った方がいいと思った。会社全体のはあるが、グループで、必要とあればもう少し小さいチームで何ができるのかのパンるレットを作って常に持ち歩き、アプローチした相手には必ず手渡すことが大切だろう。

今振り返っても、やはりその場で思いつきというのはあまりに芸がなさすぎる。今回の場合、本気で仕事を発注してもらおうとするなら、居酒屋Kで会えることは分かっているのだから、事前に有機○○のことや、その会社のことを調べることぐらいしていないとダメだ。

まず仕事の受注先を新たに開拓するならば、まず自分たちが何者であり、何ができるのか、どのように役に立てるのかということをまとめておくことと、仕事の受注を目指すターゲット市場や企業が現状どうなっているのかについて常にチェックしておかなければならないということを教えられた居酒屋Kでの出来事だった・・・がんばろう。


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