今回の板橋にあるすし処ととやさんは自分の寿司屋通いが始まった店。20年ちょい昔、最初は週末のお昼に丼物を食べるのによく通っていて、板橋から引っ越す少し前ぐらいに夜の部のデビューを果たした。そのお店に今回久しぶりに寄らせてもらった。
この時は久しぶりだったこともあり、緊張しながらの入店だったが、先客が一人いたので何となく入り口に近い方のカウンターに座り、ビールを頼む。
お通しの白魚をつまみながら、さて何を頼もう、どう頼もうと考えながらメニューの短冊を眺める。全て価格が入っているので安心して頼めるのがいい。最初はおまかせで適当にってお願いしたらご主人がちょっと戸惑ったので、短冊を見ながら食べたいものをお願いした。
まず最初はお刺身。縞鯵とツブ貝。ささっと切ってくれてカウンター越しに出してくれる。どうですか・・・この切り身の感じ。お酒のつまみにいい感じです。縞鯵の切り身の厚さがいい感じで食べ応えを感じました。ツブ貝は歯応え、コリコリ感を堪能させてもらい、満足。
ツブ貝の肝は別に貝殻で吸い物仕立てにしてくれてこれも美味しかったです。いいんですよ、こういうの。
刺身に合わせるのはやはり日本酒でしょう。ご主人の出身が群馬ということで、赤城山をいただきました。すっきりした味わいで美味しいです。刺身に合う。
主菜のにぎりは全部で7貫、巻物1本をいただきました。
まず最初は、さんま、それも炙りと生でいただきました。今年初めてのさんま・・・美味しかったです。炙りには炙りの美味しさが、生には生の美味しさがあり、両方食べられたので満足。
そしてこの日は青魚が続きます。続きましては、鯵に鰯。これも夏の魚ですね。どちらも美味しかったですわ。贅沢ですな。
そしてさらに青魚が続きます。まずはしめ鯖。いい感じの締め具合。美味しいですよね。さらには、小肌、2枚付。ご主人曰く、小肌はこのくらいの大きさが一番美味しいとのこと。自分もいただいてそう思いました。小肌美味しい。
にぎりの最後は北寄貝。なぜか最後に貝を頼むという。たまたまですけどね。この北寄貝も美味しかったです。そして〆はトロたく巻きをいただいてごちそうさまでした。
20数年ぶりに訪ねたととやさん・・・自分の寿司屋通いはこの店から始まったということで懐かしかったのと、改めてネタやシャリの美味しさなど思い出し、今度はゆっくり来たいものだと思いながらお店を後にしました。
絶対、再訪したいと思います。