久しぶりに大満足の和食屋さんに出会った。宮崎シーガイアからそれほど離れていない宮崎臨海公園近くにある和心膳 一だ。ご主人と女将さんと2名でやっていたと思う(もしかしたら他にスタッフいたかもしれない)。二人が作る、店の雰囲気とかがいい。初めてだけどそう感じさせない雰囲気。
ご主人は常連とみられるお客さんの話に頷きながらも、出すタイミングを考えながら調理を進めている。黙々と調理をしている感じ。
店に揃えてある焼酎は、宮崎と鹿児島の焼酎で500種類とのこと。メニューを見ただけでも何を頼んで良いのか迷う・・・ということで、こちらの希望を言って、お店のチョイスに任せる。おそらく女将さんが考え、どうしようか迷った時はご主人に聞くという感じではないかと思うが、今回飲んだのは色々個性的な焼酎を12種類。
そして料理はどれも美味しかった。まずはお通し。もう、具体的に何だったか忘れているところも多々あり、写真を見てそのおいしさを感じ取ってほしい。
今回、前の週に台風が過ぎ、もしかしたら難しいかもと考えられていた仕入れも大丈夫だったようで、仕入れ次第ということだった伊勢海老のお造りも作ってくれた。甘さと歯触り・・・20年ぐらい前に食べた椿泊の伊勢海老を思い出した。贅沢だねえ。
次に出してもらったのが、刺身の盛合せ。8点盛。どうですこの盛合せ・・・何がいいってこの切り身の厚さがいい。魚の味をしっかり味わえる。そして新鮮だよね。当たり前なのかもしれないが、こういう切り身を食べちゃうと舌が肥えちゃう。今となっては何の刺身か分からない切り身もあるが、何しろ美味しかった。
順不同で、まぐろ、イカ、鰹、カンパチ、鯛、サザエ、生しらす・・・ではないかと思うけど、赤い魚がなんだから分からない。宮崎、あるいは西日本の地魚だと思うが、なんだろう。
サラダも美味しかった。まるで調理の直前に収穫してきたと思うほど、フレッシュな野菜だった。
もしかしたらと思っていたメヒカリがあったのはやはり嬉しかった。ここで食べるのは当然熱々揚げたて・・・ホクホクで美味しかった。メヒカリの白身の美味しさを堪能する。
このフライが何のフライだったかが、思い出せない。タルタルソースと普通のソースがかけれれているんだよね。何だったんだろうか。
この粗煮も美味しかった。魚の種類は忘れたが、本当に骨までしゃぶったよ。
そして宮崎といえばということでチキン南蛮が当然、揚げたての熱々で供される。タルタルソースの味がポイントなんだろうけど、美味しかったねえ。
最後は、お刺身で出た伊勢海老の粗で作るお味噌汁を出してくれるということだったので、おにぎりもいただいた。
伊勢海老の出汁のきいた味噌汁は良かった。おにぎりも美味しかったよ。つまりは、料理はどれも美味しく、大満足。これ以上はないぐらいな料理だった。
最近は、芋焼酎はあまり飲まなくなっていたけど、ここでいろいろな味の焼酎、大手から個人経営の小さい蔵までの千差万別な作り手が作る焼酎500種類、これは全部飲んでみたいと思った。
それからお店自体も明るく綺麗で良かった。お店を始めてから8年ぐらいということだったが、店の内装はまだ開店してからほどないって感じだった。
常連さんらしき人がカウンターにいたけど、通えるなら通いたい店だと思う。宮崎に行くのだったら、ここは絶対外せない・・・ということで久しぶりの食べログ満点でした。
ご馳走様でした。