オープンしたのは2021年の2月。当初からその存在には気づいていたが、店内が暗く、中が見えなくてなんとなく入りそびれていた。そのうち、昼時には行列ができるようになり、Susuru TV.でも取り上げられたりして、人形町の人気店になっていた。
いつか行ってみたいと思っていたが、なかなか行列がないときがなく、ずるずると今に至る。そして今回、他で目当てのお昼を食べ損ね、人形町に戻ってきて、「そうだ!」と気づき、寄ってみたら行列がなかった。それでも5分ぐらいはカウンターの準備で待たされたであろうか。
奥から2番目のカウンターに通され、着席。注文の用紙と赤ペンがあり、それに書き込んむと店員さんが回収して、内容を確認し、直後のお会計となる。自分は、PLUS(味玉ラーメン)とすき焼きご飯を注文。
程なくして、カウンター越しにまずラーメンが到着。生姜の香りで目が覚める。全粒粉の麺(今回は太麺で頼んだ)がいい感じだ。そしてすき焼きご飯。これはこれでメニューとして独立している。これだけ食べにきてもいいと思った。
いつものように麺をひっくり返す。その時に生姜の香りが匂い立つ。鼻口をくすぐる生姜の香り、そしてスープを一口。当然、生姜の味が広がるが、その他に鰹出汁だろうか、全体としてはまろやかだ。こだわりを感じるスープの味。
そして麺。太麺と言ってもそんなに極端な太さではない。スープは上品な味なので太麺だと麺の主張が強すぎるかなと思ったが、そんなことはなかった。麺も美味しかった。スープに絡んでスルスルっと喉の奥に入っていく。あっという間になくなっていく。
そしてすき焼きご飯。これは肉が美味しいのはもちろんだが、タレの旨味、甘味がなんとも言えなかった。このすき焼きご飯だけお代わりしたいぐらいだった。すき焼きみたいに生玉子を割り入れて絡めて食べている人もいたが、自分はそれは勿体無いと思った。美味しい肉だったよ。
あっという間に食べ終わり、満足しながら店を出つつ、人気店になるわけだと納得しながら、次回は細麺で食べてみようと思いながら後にしたのでした。
ごちそうさまでした。