立川の夜は久しぶりだ。前回から何年経っているだろうか。新型コロナ前だったから3年から4年は経っているはず。今回、だいぶ落ち着いたということで、また美味しいお店に連れて行ってもらった。
そのお店は、駅から少し歩いたところにある。知らないと入口に気づかないような住宅街の線路側にある。午後5時開店で、自分らは少々回った頃、静かに店の中に足を踏み入れた。店主の森さんは外で作業をしていたが、声をかけるとささっと我々を迎え入れてくれて、窓際のテーブル席に案内される。
まずはハートランドビールをお願いし、ビールを飲みながら料理を選ぶ。小料理がいろいろメニューにあって、それを自分の好みで組み合わせて頼んでもいいが、ジビエ料理に迷いながらも、我々は、おまかせセットで、店主の森さんのおすすめ料理をいただくことにした。当然、それに合わせるワインも森さんにおまかせ。
まずいただいたハートランドビールの小瓶、喉が渇いていたこともあり、2本飲むという普段ではあまりない行動から入る。ハートランド、美味しいです。
今回いただいた料理はこんな感じ。ワインを味わうためというわけではないが、ワインに合う料理が少しずつ供せられる。なんとも贅沢なと思う。
ワインはPinot Noirの泡から始まり、Pinot Noir、メルローなど赤をいくつか、そして最後はカベルネソービニオンで〆るという順番。
特にPinot Noirの赤は、店主森さんのおすすめの一本。旨味たっぷりでこの日のワインでは一番・・・久しぶりにPinot Noirの美味しいのってこういう味だよねと思い出させてもらいました。
その他のワインも美味しかったです。
そして料理。最初の小皿料理は、お漬物など和風のものから、豚耳の¥ゼリー寄せ、それから湯葉だったかな、それに奥の小鉢がいい感じでした。何だったかは忘れた。
グラタンも美味しかった。熱々で出てきて、ふうふう言いながら食べる。これがまた赤ワインに合うんです。
そしてチーズケーキ。ワインに合います。大人のチーズケーキ。
最後のお肉は、イベリコ豚のソテーで、付け合わせのジャガイモ(赤いのです)がホクホクで美味しかった。イベリコ豚も肉の旨味、脂身の美味しいさ、文句なしです。
森さんにワインの選び方を聞いたら、ラベルが派手派手は避けると、シンプルなラベルでそのデザインの中に作り手の思いが伝わってくるものが良いとのこと。あとは常に取引している輸入業者の人にアドバイスをもらうのが良いとのことでした。
美味しいワインと美味しい料理を十分に味わって、ごちそうさまでした。
立川は奥が深いw