新型コロナがなければ昨年だった・・・善光寺の御開帳、7年に1度の祭事だ。これで3度目になる*1。
22年前は夕方ぎりぎりの時間で行き、駐車場を探すのに手間取ったりした。車でいければ車で行きたいが、駐車場を探すのが大変ということで2度目からは、軽井沢のプリンスショッピングセンターの駐車場に車は置いて、北陸新幹線で長野まで移動するという方法に変更。今回もそれで長野まで行った。
最近の新型コロナの感染状況が落ち着いていることもあり、軽井沢もそれなりの人出だった。新幹線はそれほど混んでいなかったが、長野市は当然、ご開帳に来た人たちでかなりの賑わいだった。午後1時過ぎに到着。
長野でお昼だから、蕎麦だろうとなるが、蕎麦屋は軒並み長蛇の列、列がないとすでに閉店という有様。当然、お目当ての蕎麦屋もすでに閉店で結局、善光寺へのお参りが終わってからお昼にしようということになった。
長野駅から善光寺までは1キロ少々で十分歩いて行ける。途中、長野オリンピックのモニュメントが目に留まり、徐々に記憶がよみがえる。
参道はかなりの人出で、肩がすりあうことも度々ってぐらい、1年前なら到底認められない密な状態だった。
善光寺の御開帳といえば、回向柱だけど、その回向柱は、前立本尊様の右手と「善の綱」で結ばれていて、それに触れることは、前立本尊に触れるのと同じことになり、ここにありがたいご縁が生まれて、その功徳ははかりしれないとされていて、そのご利益を求めて人は長蛇の列を作る。
この回向柱に触れるためにみんな1時間かそれ以上並ぶんだが、僕らはというと、お守りの回向柱を購入して、それを後で触ることにしているので、回向柱はスルーして、本堂の中に入る。
本堂にあがったところから振り向いて、参道方面を見ると、この通り、結構な人の波だ。
本堂の中も、適度な間隔を取るようにと、参拝者もお寺の方も意識しているが、それなりの人ごみの中を参拝する。前回は、本堂の下の真っ暗な闇の中をめぐる、お戒壇巡りをしたが、今回は、適度な間隔を取るため明かりがついているということで本来の真っ暗闇ではないのでやらなかった。
その後、回向柱守を購入し、無事、善光寺の予定は終了。その後、長野県立美術館の東山魁夷館があるということでそちらも回ることに。
途中、種田山頭火の句碑があり、思わずパチリ。
東山魁夷館には、いろいろな作品や試作品が展示してあり、絵のすばらしさを堪能できる。
作品を見ていて、写実性というよりは創造性、想像力なんだなと思った。そして、もし東山魁夷の作品をそうと知らずに初見したとしたら、その時、自分は、今回のように素晴らしいという感動を覚えたであろうか・・・とふと思った。
7年ごとのご開帳、今回は1年延期で8年目だった。帰りは土砂降りになり、タクシーで駅まで戻ったが、その運ちゃんが言うには、次回のご開帳が、6年後なのか、今年から数えて7年後にやるのかはまだ発表になっていないとのことだった。
次回のご開帳、私は何をしているのだろうか・・・。