先日お邪魔したばかりのような気もするが、気づいたらお店の前にいた。ちょうど入る人がいたので、わきから覗くとカンターは一杯のようだったので諦めて一度は離れたが、でもせっかく来たのだからと引き換えし、引き戸を開ける。
聞いたら、奥のテーブル席はあるということだったので、そちらでひと時を過ごさせていただくことに。実は、奥のテーブル席は2度目だが、1度目はしたたか酔っぱらっていたのでほぼ記憶なし・・・ということで実質的に初めてのテーブル席となった。
奥のテーブル席では、お盆がないということを初めて知る。なんとなく勝手が違う。それも直、慣れるのだが、カウンターで飲むのとはちょいと違う。
陣取ったのは、右奥のテーブル席。4人まで座れるが、そこを自分一人で使わせてもらった。他にも二組ほど先客がいたが、一組は結構いただいているようでにぎやかだった。もう一組は男女ペアだった。
この日の1本目は久しぶりに桜正宗。ぬる燗で頼む。女将さんが塩らっきょうを出してくれたので、それをコリっと噛みながら、桜正宗をグビッと呑む。この日もいい感じだ。テーブル席も悪くないなと思った。
そして最初のつまみは、この日は少々肌寒かったこともあり、おでんをお願いする。熱々のおでんが美味しかった。特にこんにゃくが厚めに切ってあり、歯ごたえがあってよかった。
おでんの次に頼んだのが、毎度の鯵の干物だ。いつ食べても美味しい。ひっくり返して背骨を外し、骨についている身をきれいにいただく。この時に身離れがいいのが美味しい鯵。それからゆっくりと一尾いただく。
お酒の2本目は、澤乃井をいただく。これもぬる燗。小さいぐい呑みでくいっと呑んでつぎ足す・・・その繰り返しだが、徐々に胃袋から体の中に酒が染み渡っていくのが何とも言えない。いい感じの居心地だ。この日は、その他、3本目に菊正宗樽酒、4本目が千福といただいた。最近は4本呑むのが定番になってきている。
ずーっと奥のテーブル席で過ごすつもりでいたが、カウンターが空いたということで、半ばからカウンターに移動した。こういう心遣いもうれしいものだ。そして定番のカウンター席でお酒とつまみをいただきながら、いい感じの酔い加減になったところでお店を後にした。
美味しく温かいひと時を過ごさせてもらった。次回行くのは5月の下旬あたりだろうか。
ごちそうさまでした。