インスタントラーメンは、自炊をする者にとって、手軽にできるし、最初はシンプルな作りでも徐々に創意工夫できるようになるとなかなか面白い一品だ。最近では、チャルメラの話題を記事にしたが、今回はローカルなインスタントラーメン・・・岐阜タンメンの話題。
最近ちょくちょくお邪魔する深川の食品館あおばで見つけた。週末の午後、チャルメラの次のインスタントラーメンをどうしようと考えているときに目に付いたものだ。パッと見た感じは、近江ちゃんぽんを思い出させてくれたのだが、よく見ると、岐阜タンメンということで初めて知った。
gifu-tanmen.com調べてみると、発祥の店があるらしく、ホームページもしっかり作ってある。そのホームページによると岐阜タンメンの由来は以下の通りとのこと。
岐阜タンメンは愛知県稲沢市で屋台から始まった「タンメン専門店 板谷」が前身です。(現:岐阜タンメン稲沢板谷店)
味には自信がありましたが、当時はまだ東海地方に「タンメン専門店」の文化がなく、お店は屋台でしかもタンメン...怪しくて知名度が無いお店は毎日閑古鳥でした。
流石にお客さんの少ない日が続き店を閉めようかと思っていた時に、岐阜県岐阜市に空き店舗が見つかったので、そこで店舗型のお店をしようと決めました。
それでダメなら完全撤退しようと思い、新たにお店の名前も「元祖タンメン屋」に変えて開店。
するとどうでしょう。たくさんのお客さんが来てくれてお店は存続、いつの間にか行列のできるお店になりました。
存続できたのは、たくさんの岐阜の人たちがお店に来てくれたおかげです。
日本の真ん中にある岐阜の人たちが支持して選んでくれたこのタンメンを、もっとたくさんの人に食べてもらいたい。 そして、このタンメンを食べるために、わざわざでも日本全国から岐阜にお客さんが来てくれるようになって、岐阜の方たちに恩返しが出来ればと思っています。
その思いから、「岐阜の人に感謝タンメン」 略して「岐阜タンメン」と名付けました
ま、そういうわけで屋台のタンメン屋さんが挽回して、今の岐阜タンメンがあるということなのですが、それは食べた後に分かったこと。購入するときは、この袋麺のデザインに食欲を動かされた次第です。端的に食べてみたいと思った。
インスタントラーメンなので今の自分の食事事情からすると、平日のお昼がいいということで、早速、本日のお昼にいただいた次第です。
調理は簡単です。今はちょっとした野菜が冷蔵庫に入っているので、それを利用してタンメンの具を作ります。本日は、キャベツ、エノキ、舞茸、ネギ、玉ねぎと野菜だけの具になりました。ウィンナーとかあれば入れてもよいですね。これをオリーブオイルで炒めて、そこに水を入れ、沸騰させる。沸騰したらそこに乾麺を投入。30秒遅れで卵を落とし、残り2分半茹でます。
出来上がりは、こんな感じ。もう少し野菜を多くしてもいいかなと思いました。そしてポイントは、一緒についている赤い粉・・・辛味スパイス。これです。これは必須。程よい辛さが野菜の具のうま味が出ているスープに合います。
最初にも書きましたが、インスタントラーメンは自分でいろいろトッピングなどを工夫できるところ。そしてこの岐阜タンメンはその可能性をいろいろ感じます。まずは野菜を今の倍ぐらいにして、豚肉をできれば少し入れて作ってみたいところ。野菜がばっちりとれるようになるのがいいです。その後はどうしましょうか。
深川のスーパーに在庫がある限り、なくなってもネットで入手できるので、これからもちょくちょく一工夫した時にはここでご報告したいと思います。
美味しい岐阜タンメン・・・お勧めです。