この季節といえば、松茸とか、銀杏とか、秋ナスとか。魚介では、初取れの生いくらとか、うなぎ(実は鰻は夏よりこれからの季節が脂が乗って美味しい)とか、戻りガツオとか、そして秋刀魚・・・秋刀魚といえば、その傍らに添えられているすだちはなくてはならぬもの。
そのすだち、今年はたくさん取れました・・・大豊作。徳島に行くようになって、すごく身近になった食べ物の代表格(他では鮎でしょうか)。路地もののすだち。ハウスものは高いので路地ものが出るこの季節になると、食卓にはすだちがふんだんに使われます。
徳島に行くようになってから毎年すだちは多くの実をつけてくれていましたが、2年前はほとんど実をつけずどうしたことかと心配したりしましたが、去年、今年とまたまたたくさんの実をつけて、今ここに自然の恵みを堪能できています*1。
このすだち、このまま冷凍にしておくと緑濃いまま、結構な期間、料理に使えますが、今年はギュッと絞ってお汁を小さい瓶に保存するようにしています。その方が、ちょっとした料理とか、のどが渇いたときに水を飲む際、ちょっと入れるとかしていつでも簡単にすだちのスッキリした味を味わえるのです。
今回の最後のすだちは、実がなってから一番時間が経過しているので、一つ一つがかなり大きく育っています。小さいみかんぐらいといったらちょっと大げさかもしれませんが、大きいものだとそのくらいになっているものもあります。
今回の収穫で最終となるのですが、すだちの木には今少しあるとのことでした。だけど、高いところなので収穫は難しいとのこと。まあ、これだけ収穫できれば、もう十分ということでこれが今年の最後の収穫。
今年のすだちはお汁が多く、秋刀魚にかけるときも1つで十分ですし、瓶にいれて取っておくときも、30個も絞ると300mlの瓶に結構貯まります。なので、しばらくはすだち系の飲み物、すだちをかけた食べ物が多くなります。
食欲の秋、すだちでいろいろさっぱりいただく秋・・・けど、今年はほどほどにw
*1:実は、すだちは数年に一度、必ず実をつけない時があるということを聞いていたので、2年前にそういう事になったときは、ずーっと多くの実をつけてくれたので、ここで一休みかと思ったりしました。