酒どころ信州の酒蔵、塩尻の美寿々酒造さんのお酒を飲んでみた。小さな村の小さな酒蔵だそうな・・・HPから引用してみると・・・
美寿々酒造は信州の片田舎、洗馬街道の山間にある、本当に小さな酒蔵です。
けれども、心に残る旨い酒を造りたいと思う気持ちは、どんな蔵にも負けません。
蔵元自らが杜氏となって、醸し出す美酒はまろやかで、その味わいはどこか懐かしく、
それでいて美しく、絶妙なバランスで喉に広がります。
澄んだ空気と素朴な自然環境、蔵の裏山から湧き出る軟水と、
この地で育った酒造米「美山錦」による、丹誠込めた手造りの酒は評価も高く、
その希少価値もあいまって、酒通の間で話題となりました。
多くは醸せませんが是非一度ご賞味いただけますと幸いです。
小さい蔵で一生懸命、美味しいお酒になるように日々励んでいる姿が目に浮かぶ。
口開けに広がる吟醸香、そして無濾過生酒の独特の味わい・・・これは美味しいお酒だと一口で分かる。
ラベルもいい顔している。
香りを楽しみながら大きめの利き猪口にたっぷりと注ぎ、さらに香りを楽しむ。透明に澄んでいる酒を、ゆっくりと口に含むと、意外と存在感がある酒が口の中に広がる。これが美寿々酒造さんの純米吟醸無濾過生か!
吟醸酒なのだが、繊細さというよりはその存在感を感じる。口の中に広がる米の旨みは申し分ない。これは美味しい酒だと思いつつ、口に運ぶ・・・あっという間に猪口が空になる。そこにまた並々と継がれる美寿々・・・これは酒飲みにはたまらない。
酒造好適米を49%まで精米して、低温で長期もろみで醸した華やかで酸味のきいた味わい。
- 度数:16%~17% 酒度:+3~+4 酸度:1.8
- 美山錦49% アルプス酵母
- 要冷蔵
多分、精米歩合が49%だから出せる存在感のある味と香りなのだと思う。これ以上磨くとのこ存在感のある味わいは出ないのではないか。酒好きにはたまらない出来栄えだ・・・と思う。
吟醸酒で、無濾過生酒となると、香りはおおよそのところは予想した感じで、味も美味しいけれども、個性がないと感じることもあるが、この美寿々酒造さんの無濾過生の純米吟醸は、存在感(何回も失礼!)があると思う・・・というか、自分の好みにあっている。
大事に飲もうと思ったけど、結局、1週間ぐらいで空けてしまったyo
全国の酒蔵の数は減少傾向ということを昔聞いたことがあったが、こういう小さい酒蔵が頑張っているのは嬉しいことだ。
また飲ませてもらえればと思う。
ごちそうさまでした。