すごい繊細なお酒だった・・・土佐酒造さんの桂月CEL 24純米大吟醸(しぼりたて生酒)。
土佐酒造さんのHPには以下のような紹介がしてある。
高知県北部の山間地、土佐嶺北地方にて明治10年(1877年)の創業以来143年間、豊かな水と澄んだ空気の中で高品質な酒造りに邁進して参りました。酒蔵のある高知県土佐郡土佐町は、四国の中央部を流れる吉野川の源、四国の水瓶と言われる早明浦湖畔の静寂な自然環境に囲まれています。地元の棚田で育った酒米100%による酒造り、生酛・山廃に代表される伝統的技法にも積極的に取り組み、Sake du Terroir “土地の酒” としての「桂月」の酒造りを心掛けております。
なるほど徳島を流れる吉野川の上流、源流の水を使って醸している酒蔵さんなのか・・・自分は吉野川の中流域、吉野川市に親しみがあり、当然、吉野川は好きな大河の一つであり、そういうことから何かの縁を感じたりする。
そして高知というとお酒が好きで、老若男女でみな酒飲みというイメージがあり(あくまでもイメージです)、高知で作られるお酒はグッと飲みごたえのある日本酒をイメージするが、高知の北嶺、吉野川の源流域の水を使っているということで、そのイメージは当然裏切られるのかもしれない。
今回、購入し、あっという間に一升開けてしまったこの桂月CEL 24純米大吟醸もそういう味わいの日本酒だった。
しかもしぼりたての生酒だ。スイスイ水のように飲めてしまうほど飲み心地がいい。
ラベルにある50とCEL24はの文字は、酒飲みならすぐに想像がつく、精米歩合と使っている酵母を表す。
高知県嶺北地方産の酒造好適米「吟の夢」を50%精米し、高知県酵母CEL24を使用。恵まれた自然環境の中で丹念に仕込んだ純米大吟醸酒です。
贅沢なお酒なのだ。
透き通ったその色を楽しみながら、吉野川の源流域の様子を思い浮かべ、じっくり飲む。
でも気づくと、一升瓶はあっという間に空になり、その美味しさに酔いしれるのでした。
ごちそうさまでした。