だいぶ前からその存在は知っていた・・・とうめしという名物の名前とともに・・・お多幸さん。
今回、やっと行くことができた。夕方の5時半・・・混み始めるには少し早い時間だ。ダメもとで店内を覗くと席がありそう・・・ということで、恐る恐る引き戸を開けて、1人と告げると、どうぞと中へ通された。よっしゃ！って感じ。
カウンターで飲みたかったがそこはお初なので当然奥のテーブル席に通される。そして注文・・・まず生ビールの小、ちょっとだけ喉を潤したかった。メニューを見ると、日本酒、焼酎など結構な品揃え。
そして肴を注文。おでんはみはからい4品、刺身3点盛り、ホタルイカの塩辛、〆のとうめしとまあ、こんな具合。
普通の居酒屋さんだと、ホタルイカの塩辛がさっと出てきて、その後、刺身で最後におでんという感じで出てくるのではないかと思うが、さすがお多幸さん、まず出てきたのはおでんだった。
当然、大根から・・・味の濃さにびっくり＠＠！そしてこれがまた美味い。酒が進む味付けとはこういう味のことをいうのだろうと思う。これだけで十分な存在感のあるおでんたち。ごぼう巻きにがんもにちくわと王道の4品。
当然、お酒は日本酒へと進む。この日は、北雪と神亀をそれぞれ頼んだ。どちらも美味しかったのは言うまでもない。
その後、しばらく経って出てきたお刺身3点盛り。イカ、まぐろ、ブリの3点。季節柄、ぶりが美味しかった。イカもまぐろも美味しかったけど、ぶりが一番でした。
そしてメインのとうめし。お茶碗一杯の茶飯に、おでん出汁とそれがたっぷり染み込んだ柔らかい豆腐が茶碗にあふれんばかりに盛られて出てくる。
おでん出汁の味を考えれば、不味いはずがない。一口いただくとこれでお昼に行列ができるのも納得の味・・・おでんのあの濃い味が豆腐にそのまま染み込み、それを茶飯と一緒に食べるときの美味しさ。これはぜひお店まで行って味わって欲しい味だ。
店内を見ていると、このとうめしを最初に頼み、食べてからおでんや刺身をつまみしてお酒を飲んでいる人がいた。なるほどと思った。これを最初に空腹のお腹に入れて、美味しさを味わい、お腹を落ち着かせてから、ゆっくりとお酒とそのつまみを味わう。次回はそうしようと。
とうめしを食べた後、残っていたホタルイカの塩辛でお酒をいただきながら初めてのお多幸さんのひと時を堪能させていただいた。
次回はぜひカウンターで飲んで見たい。まずとうめしでお腹を落ち着かせ、その後、つまみはおでんをいろいろ。お勧めのトマトのおでんはぜひいただきたいところ。おでん以外はあえて頼まなくてもいいだろうと思うのだった。
小一時間の初お多幸さんだったが、大満足でお店を後にしたのでした。
そしてお店を出ると外には行列ができていた。
ごちそうさまでした。
再訪間違いなし！
