昼酒第二弾は、神田に行ったから寄らないわけにはいかない、やぶそばさんへ。
以前は年に1度か2度はお邪魔していたが、2013年に火事になって翌年再開した後はなぜか足が遠のいていた。今回も当初は予定に入れてなかったのだが、まつやさんの後に急追お邪魔した次第。
久しぶりにやぶそばの文字を見る。
入り口の佇まいは昔と変わらない。週末はこの入り口が人で溢れるほど待ち行列が伸びる。しかし、この日、平日の午後3時ごろは閑散としている。下町の静かなひと時。
広い店内にお客は少ない。高い天井に落ち着いた雰囲気。昼酒をするには最高だ・・・ということで早速燗酒を頼む。この白いお銚子と徳利がいい。飾り気なく、お酒の美味しさをご堪能くださいって言われているようだ。そして蕎麦屋で酒を飲めば定番の蕎麦味噌。ここの蕎麦味噌はごぼうと唐辛子が練りこんである。それなりに辛味があり、大人の味。これ、酒が進むんだよと思いながらぐいっと杯を空ける。
選んだつまみは、かまぼこにするか悩んだ末、鴨ロース。これが美味しかった。鴨にネギを挟み、辛子を付けていただく。鴨の風味が口の中に広がる。噛み締めると鴨独特の味わいがじわっと出てくる。酒が進む。だけどゆっくり飲む。
そしていいタイミングで蕎麦が供される。もちろんもりそば。かんだやぶさんはわさびが付いている。そして茶そば。
どうでしょうか、蕎麦の感じ。美味しそうです。いや美味しいんです。箸で摘まんで蕎麦つゆに絡めて食べますが、かんだやぶさんも蕎麦つゆ少ないので泳がすことはできません。辛め、濃い目の蕎麦つゆと蕎麦が絶妙です。口の中に広がる蕎麦の美味さ。
あっという間に平らげてしまいますが、胃袋は満足です。そして残った日本酒をまたちびりちびりやりながら、蕎麦湯もいただきます。
神田の名店、やぶそばさんでの昼酒のひととき、美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。
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