美味しいうな重が食べたくなるとき・・・そこに美味しいお店があれば行きたくなるもの。それも1年に1回のお楽しみ。
初めて行ったのは2年前だった。その時の記事はこちら。大奮発して「うな重の上」を頼んだのではなかったか。美味しかったのは言うまでもない。
そして昨年、晩夏というか初秋というか、その季節に行った。この時も美味しいうな重が食べたいと思い、ふと気づくとこのお店の近くだったということだ。このときは並・・・並で十分美味しい。
そして今回、春の軽井沢ハーフマラソンの前日、明日の快走のためにうなぎを食べようということになり、昼1時過ぎで多分入れるだろうということで行ってみた。案の定、駐車場は空いていた。
お店に入り、お好きなせきへどうぞということで右側のテーブル席へ。自分らが入ったときは他に1組いただけだった。その後、1組入ってきたけど・・・GW明けの季節は実は軽井沢の狙い目の季節でもある。観光客がトップシーズンに比べたら土日とはいえずーっと少ないからね。
さて、エミさんはランチうな丼を注文。自分は、うな重の並を注文。こちらは注文があってから丁寧に焼き上げるのでそれなり時間がかかる。出来上がりになると、ご飯を準備する音が聞こえてくる・・・その音で「そろそろなだ」と分かる。出てきたのがこのうな重。
美味しい御膳の上で最初に目に入ったのが、このお漬物。綺麗に盛り付けられていることに感激し、後で食べていい塩梅の塩っけに満足し、もうこういうのいいよねって。
お重とお吸い物の蓋を取るとこうなります。どうです!お重いっぱいに引き詰められたうなぎの蒲焼き(その下のご飯)!、そしてお吸い物。奥にはお茶と漬物が慎ましやかに並んでいます。ああ、美味しそう。
蒲焼きとはこういうものだと、久しぶりに見る蒲焼きに感激し、香りが鼻腔をくすぐり、食欲をさらに増進する。左の隅に箸を入れ、適度の蒲焼きを四角く箸で切り取り、ご飯をそれに合わせて箸ですくう・・・次の瞬間、それは口の中に蒲焼きとご飯が口中に投入され、口中はうなぎの蒲焼の美味しさが縦横無尽に広がる・・・天国至極の瞬間だ。
うなぎの蒲焼の味を噛み締めながら、お吸い物を少しいただく。このお吸い物を飲むことにより、口の中が一度リセットされ、また最初の新鮮さで蒲焼きを迎え入れられる。このお吸い物はそういう位置付けなのだ。食べるたびに新しいうなぎの蒲焼が味わえる。これほどのことはない。
ご飯にも絡められるうなぎのつけダレ・・・ここの味がまたいい。最初に食べたときは少し辛い(濃い)かなと思ったが、今回食べてみてちょうどいい味付けに感じた。自分の舌が変わったのか、お店が味付けを変えたのかは分からない。しかし、これで自分にとっては美味しさが増したことは確かだ。
もうねえ、正直、タレが絡められたご飯だけでもいいって感じだ。美味しいねえ。
次回お邪魔するのはまた来年になりましょうか。その際はよろしくお願いします。
ごちそうさまでした。