日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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痛風の自分史:それはある日突然訪れた

痛風とはどういう症状か、こちらで確認してほしい。

以下は、僕と痛風との付き合いの自分史だ・・・と言っても大したものではない。

 

右足首の痛み:出張

自分が本格的な痛風になったのは、入社して2年目か3年目の初夏ごろではなかったかと思う*1

前の日からなんとなく右足首に違和感があり、嫌な予感がしていたと思う。翌日、起きたら右足首が激痛で歩ける状態ではなかった。魔が悪いことに、その日から1泊2日で群馬の水上温泉での出張報告会があり、移動のためにかなり歩かなければならなかった。自宅から勤め先、勤め先で資料をピックアップして、勤め先から東京駅銀の鈴の待ち合わせ場所まで、激痛の中、脂汗をかきながら遅刻しそうなので我慢して歩いて行った覚えがある。

当然、二日間の出張は激痛との戦いだった。報告も痛みを堪えながら行い、食事は痛みからの吐き気でろくに喉を通らず、せっかくの温泉も入ることはできず、翌日も足を引きづりながら帰宅した覚えがある。まあ、今思い出してもよく行ったと思う。

外科医の診断

さて、その後だが、その時は実はまだ痛風だとは認識しておらず、翌日から足を引きづりながら通勤していた。そういう無理がたたったためかそれから半年ぐらいは足をひきづっていたのではなかったか。

あまりにもずーっと足を引きずっているので、ある時、部長に「医者に行け」と言われ、しぶしぶ外科に行った。外科に行ったのは何らかの原因で捻挫かそれに近い怪我をしたのだと思っていたからだ。誰がまさか30代前半で痛風が発症すると誰が考えるだろうかw

検査を受けたら、無常の宣告「痛風です」ときたものだ*2。それから僕と痛風くんとの付き合いが始まったわけだ。

痛風との付き合いの始まり

それからは年に3回ぐらいは発作が出る感じだった。

その度にどうしていたかというとこれがまた馬鹿みたいな対応で、要するに痛みと腫れが引くまで市販の痛み止めとシップ薬を貼って我慢してやり過ごしたって感じ。それが年3回ぐらい毎年繰り返されていた。

実は痛くなる度に、もう2度とこの痛みはごめんと思うのだが、根っからの酒好きというのもあり、その後もだいたい年3回ぐらいは発作が出ていた。痛風の薬を飲み始めたのは、40代になってからだろうか。それなりに責任のある立場にもなり、もう少し健康に気をつけましょうということだ。

それでも気を許すと発作は出た。毎年3回ぐらい発作に見舞われていた時より回数は減ったが、その分、たまに発症するあの激痛は強烈だった覚えがある。

注意する季節は、夏の始まりと年末年始

痛風について自分なりに注意しているのは、季節では夏の始まりと年末年始。

夏の始まり、あるいは梅雨時は、汗を予想以上にかいて体内から水分が出てしまうと血中の尿酸値が上がり発作が起こりやすくなる。それと年末年始は、忘年会、新年会が続き、お酒を飲みすぎることが多い。そうすると食生活の乱れと二日酔いなどで生活が不規則になり、疲労がたまりやすくなる。そこに日頃のストレスなどが加わる。こうなると尿酸値が上がって発作が出やすくなるみたいだ。

贅沢病ではない:敵はストレスと疲労

贅沢病と言われるがそうではなくて、贅沢な食事、美味いものを食べたりするのもいいけど、バランスに気をつけたり、食べ過ぎ、飲み過ぎに気をつけるということだと思う。だからプリン体が多い代表的な飲み物としてビールがよく言われるけど、生ビール1杯2杯飲んだからってそんなすぐになるものではない。それが続いたりした時が一番危ない時で、それはプリン体が多い食べ物ということではなく、全体として食べすぎている、飲みすぎているということが良くないということだと思う。だから体重が増加基調になるときは要注意なのだが・・・。

それともう1つ、こちらが結構大切だと思うが、自分の感覚としてストレスと疲労の蓄積が原因、引き金になっているのではないかということだ。ストレスと疲労の蓄積、それに食べ過ぎ、飲み過ぎが続くとその数週間後には、いつも発症する患部に違和感が出てくることになる。

痛風にならないために

痛風にならないためには、食べ過ぎない+飲みすぎない≒肥満にならないに加えて、ストレス貯めない、疲労を貯めないというところです。だから適度な運動が一番いい薬ではないかと思う。走り始めたことは自分にとってはすごくいいことだったと思うが、最近はその走ることもままならない状況なのが良くないと思っている。

痛風はビールを飲みながらでも治る! 改訂版

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以上、簡単ではありますが、痛風自分史でした。

なぜ今この記事を書く気になったのかは謎です。

*1:その前に一度発症しているが、その時はまさか痛風とは思わなかったので、医者にもいかなかかった。

何で痛風になるような体質になったのか・・・それまで約30年間、自宅からの通学だったが、それが終わり、食環境が大きく変わったのが影響していたのかもしれない。また、学生生活からシャバに出たことで日々いろいろストレスがあったのかもしれない。思いつくのはこの辺りだ。

*2:血液検査の結果は、尿酸値は平均以下だった・・・ので、痛風じゃあないなと思ったらその直後、痛風ですと言われ、すごくショックだった思い出がある。