日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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マイナス15度の北軽井沢・・・極寒だからの経験

今年初の北軽井沢は極寒

日本海側や西日本が寒波による大雪で大変なことになっているこの週末、北軽井沢もあまり体験できない寒さになっていた。金曜日の夜、出発の時点でマイナス11度・・・これは到着時にはどの程度になっているのかと不安を覚えながら車を走らせる。

途中、三好PAで休憩&夕食となった。食べたのは、彩の国黒豚で作った焼肉丼だった。その際、すでに氷点下の気温だったと思うが、風がなかったおかげで、自分としてはそれほどの寒さではなかった。

翌日は写真の通り、抜けるような青空だった。冬の空って感じだ。

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これだけの日差しがあっても一日中氷点下の真冬日。金曜の深夜に話を戻すと、上信越道に入ってからもしばらくは氷点下3.5ぐらいだったが、松井田妙義ICを過ぎたあたりから本格的な登りになるのだが、気温もそれにつれてどんどん下がる。横川SAで寒冷地用ディーゼルを補給*1。その際もかなり気温は下がっていたが、何しろ風がないのが幸い。あまり寒さは感じなかった。

幻想的なダイヤモンドダストを見る

碓氷軽井沢ICで降りてからが幻想的な世界の始まり。夜空を見上げると、オリオン座が綺麗に瞬いている。本当に綺麗に見えた・・・これは今晩の星空は久しぶりにすごいのが見られそうということで楽しみになる(寒さのことは忘れていた)。しばらく走ると空は相変わらず晴れ渡っているのだが、ヘッドライトの光の中に光るものが写り、それと関係しているのか道路が白くなっている部分がある。うっすら積もってる?空は晴れてる!ヘッドライトの中に白いものが写りこむ・・・何だ?

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しばらく不思議に思いながら車を走らせていたが、そこで思いついたのが、細氷(ダイヤモンドダスト)・・・寒い日に空気中の水蒸気が昇華し、車のヘッドライトの光に反射したのではないかと・・・調べてみると氷点下10度以下で発生するとある。ちょうどこの日は風がなく、マイナス11度を超えていたので条件としては整っていたわけだ。ダイヤモンドダストは、植村直己さんの北極圏1万2000キロ*2で知って以来一度見てみたいと思っていたが、まさかここでみられるとは思わなかった。幻想的だった。

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星空の美しさ、凄さは別格

軽井沢に到着したときは、マイナス15度となっていた。おそらく明け方はさらに下がっていたのだろうと。繰り返しになるが、この時は何しろ風がなかったので、そんなに寒さは感じなかった。そして夜空は満点の星空。すごかったね。オリオン座の他、北斗七星を久しぶりに確認した。他の星座はよくわからなかったが無数の星が輝いており、宇宙の広がり、深さ、果ての先を感じさせてくれる北軽井沢の夜だった。

2018年版(平成30年)太陽・月・星のこよみ (書店版・月の満ち欠け図付き)

2018年版(平成30年)太陽・月・星のこよみ (書店版・月の満ち欠け図付き)

 

いや、本当にすごかった。この星空の写真を一度撮ってみたいと思うのだが、なかなか実現できないので・・・昼間の写真の空の青さから夜の星空を想像してもらえればとw(想像力が問われる)。

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翌日は長野原でお墓参りなど

翌日は昼過ぎになっても氷点下の中、長野原まで下って、ご先祖さんのお墓詣りと買い物を済ませ、再度、北軽井沢に戻り、今度は父親の命日翌日であったこともあり、両親のお墓参りも済ませ、東京へ変えることにした。長野原まで下りると流石に気温はプラスになったが、それでも2度ぐらいではなかったかと思う。

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ビーエムくんは塩だらけ

今回、車はいつものビーエムくん。ディーゼルだから北軽井沢では暖機運転をしてから走り出す。寒いこともあり、スタッドレスタイヤの溝に入った雪は取れないし、溶けない。跳ねあげられて泥も凍ってこびりついている。前日の路面のあの白いものはやはり雪だったのだろうと・・・冬道の過酷さを改めて認識する。

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先日は雪のゴルフだったこともあり、その道中も融雪剤が撒いてあったのだろう・・・今回出発前から車は塩をなんとなく纏っている感じ。そして、再度、融雪剤を浴びて車は真っ白しろになってしまった。写真では分からないけど、本当にこびりついているって感じだった。東京に戻ってから早速洗車して綺麗にした次第。

今回は、マイナス15度という寒さと星空と青空の素晴らしさを堪能した。次回はいつになるだろうか。2月、3月で一度いけるか・・・。

お疲れ様でした。

*1:今回は前回から補給していなかったので、54リットル入った。燃料タンクがほぼ空になるまで減らしての寒冷地用の補給でマイナス20度でも大丈夫ということで安心して標高1100mへレッツゴー。

*2:

北極圏1万2000キロ (ヤマケイ文庫)

北極圏1万2000キロ (ヤマケイ文庫)