やっと読み終わりました。毎日少しずつ読んでいたので思いの外、時間がかかった。
書いてあることは心拍数を中心としたエアロビックトレーニングの考え方とその方法。それから食事や栄養、あるいはスポーツ障害やそれに対する治療の考え方などが書かれている。トライアスロン競技を前提に書かれているけど、マラソン等のランニングにも十分役にたつと思う。
『マフェトン理論』で強くなる!―革命的エアロビックトレーニング
- 作者: フィリップマフェトン,中塚祐文
- 出版社/メーカー: ランナーズ
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
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構成は以下のとおり。
- はじめに
- 第1章 『マフェトン理論』誕生の経緯
- 第2章 エアロビックとアネロビック
- 第3章 エアロビックトレーニグング
- 第4章 レースに成功する秘訣
- 第5章 アスリートのための新・栄養理論
- 第6章 炭水化物不耐症
- 第7章 アスリートと水
- 第8章 アスリートとストレス
- 第9章 スポーツ障害の解剖学
- 第10章 自然治癒力を活かすホーリスティックスポーツ医学
- 第11章 活性酸素は怖くない
- 第12章 まず常識から疑え
- 第13章 マーク・アレンの強さの秘密
- 第14章 女性と持久系スポーツ
- 第15章 対談 Dr.マフェトンvs藤原裕司
- 第16章 アスリートの日常心得
- 『マフェトン理論』をより効果的に実践するために
ポイントは第3章だ。エアロビックトレーングについて書いてあるこの本の中心の章。考え方はシンプルで、心拍数を重視したトレーニング。その心拍数は、180−年齢で求めるというもの。自分の場合、126になる。それが基本で、そこから始まるという感じ。走歴によって最大心拍数は上下する。本書に書いてあるのは±5というもの。
そしてその数字からさらに自分にあったものにアレンジすることが必要であることは、最後の藤原氏の寄稿文に書かれている。
自分がこの考え方を知ったのは、8月下旬。それからこの本を購入し、読みながら実践してきた。
心拍数126で走ると、走り始めはキロ600前後で距離を踏むとそのペースを維持すると心拍数は徐々に上がり130後半ぐらいになる。逆に心拍数を守るとペースがキロ630ぐらいまで落ちる。当初は126をひたすら守ることを重視して走っていた。
この理論が自分にとってよかったのは、「少しでも速いペースで走ろう」と焦っていた考え方から解放してくれたこと。これがもっとも大きかったかもしれない。今、振り返って見ると、2014年春に故障してからは、何しろ好調だった時に早く戻そうということばかり考え、結果、それが無理した走り込みになり故障を繰り返すというパターン。結果的にこのパターンから解放してくれた。
心拍数126で走り込んでくると、体が軽く感じて楽に走れるようになってきた。その頃は心拍数130以上になっても楽に走れるようになっていたので、その辺りを上限になっても許容範囲と考えるようにして、走り込んで現在に至るって感じ。
最近は、ランニングの途中で一時的に心拍数が140を超えてもあまりきにすることはなく、全体の平均で126から136ぐらいに入っていればいいかと考えている(応用編としてこれがあっているかどうかは分からない)。
心肺機能がこれで徐々に鍛えられると同時に、実は脚力やその他走るために必要が筋肉も鍛えられている気がしている。2014年春の故障以降、脚力やその他体力が落ちている不十分な中で無理した追い込みでもがいていたが、今は心拍数を中心といたランニングで脚力等を戻し、それが十分戻ったと自覚した段階で、ビルドアップや峠走を再開しようと考えている。ビルドアップは来月ぐらいからまずは30分から始めるかというところ。峠走は、12月か年明けぐらいに、心拍数だけ考えて、ゆっくり登れば大丈夫かもしれない。
今は無理をしない程度に強度よりは、心拍数を考えて長い時間をかけてじっくり鍛えるということを考えている。
目次を見れば分かるけど、本書には走ることだけでなく、栄養のこと、ストレスのことなども書かれており、そちらも参考になる。
『マフェトン理論』で強くなる!―革命的エアロビックトレーニング
- 作者: フィリップマフェトン,中塚祐文
- 出版社/メーカー: ランナーズ
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
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