日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

【銚子外川】美味小屋:小さい中華料理屋さんでおいしい金目鯛の煮つけをいただきました

浜町から120キロぐらい・・・銚子にある小さな港町の一つ、外川・・・ここに小さい中華料理屋さんがある。数十メートル前は港、海岸だ。晴れている日は堤防で釣りをしている人がいっぱいいるらしい。この日もお昼ごろに着いたのだが、沖から乗り合いの釣り船と思われる船が何艘も帰ってきていた。

この中華料理屋、店名を美味小屋(うまごや*1と読む)というのだが、美味小屋さんは主に地元の漁師さんたちがお昼を食べにくるお店らしい。お店をやっているのはお婆さんだ。さっぱりしたいい感じのお婆さんが一人で切り盛りしている。

中華料理屋さんだからメニューは、ラーメン、焼きそば、肉丼、かつ丼、カツカレーなど昔からある中華料理屋さんそのものなのだが、一つだけ異彩を放っているのが、外川で獲れた金目鯛を使った金目鯛の煮つけ。なぜかこのメニューだけあるんだよね。刺身とか焼きとかはない・・・煮つけだけ。

世間話をしながら料理が始まるので料理が出てくるまでちょっと時間がかかるが、こういうところに来たときはその出てくるまでの時間を大切にしたいもの。地元の話を聞き、最近の漁の話を聞き、おもむろにお茶が出されて、それをすすりながら少しずつ進む料理の進行をうかがう・・・、お腹がグーッと鳴るw

f:id:mnoguti:20160313220433j:plain

しばらく・・・いや、正直に書こう・・・結構待って出てきたのがこの金目鯛の煮つけ。この他に丼ぶりのご飯とみそ汁(この日はワカメ)と漬け物などがついてくる。見ての通り、皿の中にはあまっからく煮つけた金目鯛のお頭の部分と身の部分が一つずつある。煮汁がいい具合にあまっ辛いのが何とも言えない。減量を意識していなければおそらくどんぶり飯を何回かお変わりしていたことと思う。

われわれが食事をしているときも地元のおそらく漁師と思われる人がお店に来て、いろいろ地元で採れる魚の話を聞かせてくれたけど、実は方言が強くて自分は半分ぐらいしか聞き取れなかった。

普通の中華料理屋さんで食べられる地元の素材で作った地元の味。それも中華ではなく和食ということ頃がいいではないですか。観光客相手ではないところがいいではないですか。おいしい食事とひと時をごちそう様。ぜひ再訪したいお店です。次回は、金目鯛の煮つけのほかに、焼きそばとかカレーとかかつ丼とかを食べてみたい。

美味小屋ラーメン / 外川駅
昼総合点★★★★ 4.3

*1:食べログを見ると「からこや」と読むとあるけど、店内に書いてあった店名のところには「うまごや」と仮名がふってあったと思う。