日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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第2回スパトレイル〔四万to草津〕2015・・・苦しくも楽しかったKTK38K

当日朝のブログでは、目標は6時間、午後4時までには天狗山のゴールに戻ってくるというものだった。
結果は、制限タイム20分前ぐらいの午後5時38分・・・途中あきらめかけた時もあったが、何とか完走。
初めてだから当然だが、予想外のことがいろいろあった。そういう点では明らかに準備不足で臨んだトレイルランだった。
以下スタート前からゴールまで記憶を頼りに第2回スパトレイル〔四万to草津〕2015KTK38Kの当日の走りをつづっていく。

スタートまで

前日から雨も上がり絶好のトレラン日和となったこの日、予定より早くスタート地点の野反湖のキャンプ場へ到着。
この頃は四万温泉を午前5時にスタートした72キロ組のランナー達が続々とここ野反湖の第二エイドに到着していた。

野反湖に上がってくるまではかなりの青空だったが、野反湖はどんより曇り空・・・気温は15度を下回っていたと思う。
38キロ組のランナーもバスで続々と到着・・・自分は自家用車で到着*1
みんな、寒さを凌ぐため半袖の人はほとんどいない、そして建物の中に入ったりしている・・・それほど寒かった。

スタート地点は30分前に集合がかかり、当初、閑散としていたがあっという間にランナーで埋まる。
さらに鏑木さんと松本さんが話し始めるとみんな集まってきて盛り上がってきた*2

第3エイドまで

あっという間に10時になり、スタート・・・最初は野反湖の西側のトレイルを走る。
最初は200人以上が細いトレイルを固まって走るので、熊鈴がうるさいことうるさいこと。
そして最初の上り・・・このコース、最高点の弁天山からの景色は素晴らしかった・・・浅間山が見渡せて、少しばかり噴煙も見えるよう。

たまたま撮れた一枚・・・今回はこの脚で38キロ走りました・・・まあこのときはこの後、あんなに苦戦するとは想像だにしなかった。

もう一度、浅間山・・・この後、弁天山の頂上から下りに入るのだが、最初がきつい下りのため、渋滞発生。
それでゆっくり景色を撮ることができた・・・写真の左側、一番奥に写っているが、富士山も見えた・・・野反湖から富士山!
コース途中は結構日差しも強く、スタート時は低体温症を心配されたけど、弁天山から後は熱中症の危険の方が高かったと思う(並走していたランナーもそんなことを言っていた)。

実は下りではキロ6分ぐらいで下りていけるだろうと思っていたのだが、早々にとんでもない想定だったと思い知らされる。
トレイルの下りはかなり手ごわいということを最初の10数キロで思い知らされた*3
予定よりだいぶ遅れて第3エイド「根広 ねどふみの里」*4
舞茸の入った味噌汁・・・大好評で自分がもらう頃には舞茸くんはほとんどお目にかかれなかった・・・だしはしっかり出ていたけれどね。

まだ元気だったこともあり、遅れを少しでも取り戻したいと思っていたこともあり、早々に出発。

第4エイドまで

実は次の第4エイドに行くまでが地獄だった。
記憶が正しければ、ここは滝と川の流れがすごく美しい・・・本当に見とれてしまうような美しさ。
一方、コースとしてはもっとも厳しいコースだった。
写真は途中に見えた草津方面・・・あそこまで行くのか・・・ということで道のりの遠さに不安になったのもこの頃。

エイドに行く前に706段の階段が続く・・・階段ではなく、梯子のようなところもある・・・強烈な区間だった。
辛かった・・・第4エイドで棄権しようかと脚を動かしながらずーっと考えていた。
前のエイドでの休憩の取り方が少なかったからか、体調が悪くなった・・・そう初めて足柄峠に行った時のように。
こういう時は下りが危ない・・・それに老眼と近眼が進む自分の視力はトレイルの足元見るのに不便だ・・・霞んだような道を下りていくのは正直怖かった。
走りながら何回も捻挫しそうになった・・・本当に左右の足首、危なかった・・・テーピングしていたから助かった。
おまけに体勢を崩すたびに上半身に力を入れて持ちこたえようとするものだから、途中から体のあちこちが痛くなっていることに気付いた・・・握力もおかしくなっていた。
どうにかこうにか乗り越えて、第4エイド「ふるさと活性化センター」・・・ここでは15分ほど横になる。
例のかりんとうを食べて元気をもらい出発。
写真はそこから見た浅間山。今回はいろいろなところから浅間山が見えた・・・改めて浅間山の大きさを感じたのでありました。

第5エイドまで

第4エイドからは5キロほどで第5エイド、最終のエイド「田代原ザゼンソウ公園」につくのだが、ここはよく転んだ。
8回ぐらい転んだのではなかろうか。スタッフの人がいて、「そこ滑りやすいから注意してください」と教えられても転ぶ。
残り時間は3時間を切っていた。第4エイドまではキロ20分近くかかるところもあった・・・もしそのようなペースになるようなことがあれば、制限時間内にゴールするのは無理・・・また弱気の虫が出る。
第5エイドで棄権しよう^^;と固く心に誓ったw・・・しかし、第5エイドに到着してそばを食べて元気をもらう・・・せっかくここまで来たのだから、行けるところまで行こうと気持ちを切り替える。

ゴールまで

残り1時間45分で8キロ・・・普通なら余裕も余裕だけど、この時はどうだろうと時間内にゴールする自信は全くなし。
最初の3キロはそれなりに緩い下り坂や平らなところはキロ7前後で走り、歩いても多分時間内に着けるという見通しがたったのが残り5キロ・・・あとはほとんど歩いた。
残り3キロぐらいは自分の後ろに誰も見えず、大丈夫なのだろうかと不安にもなったけど、今更どうなるものでもないということで歩いた。
ゴールする時もずーっと歩いた・・・「完走」できてよかった・・・それだけ*5

目標タイム6時間には遠く及ばない時間だった・・・6時間で走りきるには、下りの走り方を覚えないとダメだろう・・・勉強させてもらった。
ゴールした後の豚汁は格別だったよ。

素晴らしい大会に感謝

今回のこのレース・・・プロデューサーの鏑木さん、松本さん、中之条町六合の人たち(昔流に言えば、六合村の人たち)、草津の人たち、ボランティアの人たち、スタッフの人たち、みんなが一生懸命コースを作り、当日の心のこもったエイドでのもてなし、とてもよかったと思う。
ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

*1:北軽井沢からゆっくりで1.5時間、急ぐと1時間ぐらいだった。

*2:鏑木さんの一言「38キロは72キロの中でももっとも素晴らしいところをいいとこ取りした部分を走ることになる、みんな楽しんでください」・・・というような激励の言葉。松本さんの一言「六合のかりんとうは柔らかいですが、是非味わってください。(坂の名前は失念)そこの坂を最後まで走って登れたら草津でビールおごります・・・でも、走って登ったら草津までいけないでしょう」・・・というような激励の言葉。

*3:これは練習しておかないと下りでタイムを稼ぐなんて無理だと悟る。

*4:われわれ38キロ組は途中からなので、エイドも第3エイドから。

*5:2011年の東京マラソンに初めて出て、完走した時よりも今回の方が嬉しかった。