29日の記事からは以下の見出しが気になりました。
- シェア首位 5品目交代−M&A活用勢躍進 日本勢、トヨタなど11品目 世界13年度調査−(日経6月29日朝刊1面、7面)
- マネー、再び新興国へ―先進国の低金利 長期化 積極投資へ転換―(日経6月29日朝刊3面)
- インド経済再建「官邸主導」 −モディ政権1か月 閣僚大幅減、決定早く 汚職や縁故の排除課題−(日経6月29日朝刊5面)
- ベトナム経済、減速懸念−中国と対立、インフラ開発停滞 観光にも影、依存是正急ぐ−(日経6月29日朝刊5面)
まずは日本の国際競争力の1面をとらえた世界シェア調査の結果。日本企業は11品目で首位を獲得。円高修正(円安ではない)が追い風と分析。首位の11品目は以下の通り。
高度な作りこみ・擦り合わせの製品
- 自動車(トヨタ自動車)
- デジタルカメラ(キャノン)
- ビデオカメラ(ソニー)
- ゲーム機器(ソニーコンピュータエンタテインメント)
高機能素材・部品
- 炭素繊維(東レ)
- 白色LED(日亜化学工業)
- CMOSイメージセンサー(ソニー)
- マイコン(ルネサスエレクトロニクス)
- 中小型液晶パネル(ジャパンディスプレイ)
ものづくりを支える設備
- 産業用ロボット(ファナック)
さて、2014年度はどうなるでしょうか。
続いての記事は金融政策とマネーの話。先進国のマネーがまたぞろ新興国経済に向かい始めたというもの。このマネーをうまく使って経済の自立に役立ててもらえればと自分などは単純に考えてしまうが、ことはそんなに簡単ではないのだろうというのが今までの歴史の教えるところ。今、新興国に向かいつつあるマネーがいつまで続くのか、どの程度の規模になるのか、引き上げるような事態は何が想定されるのか・・・いろいろ気になります。
最後はその新興国に関する記事。インドとベトナム。インドは新政権が動き始めてその内容や方向性、今後の課題等が見えてきたところ。インドの経済再建が着実に進むことを願う。ベトナム経済は、国際紛争の影響をもろにかぶった形で減速している。中国への依存度を今後どのように下げていくのか・・・対応が遅れると減速の幅はさらに大きくなるだろう。可能性のある国なので早く立ち直りの道筋をつけたいところ。
日曜日の記事からは以上の通り。
円安ではなくて、円高修正という表現・・・なるほどと思いました。