日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

メモ:ICT経済5月の状況(輸出関連)

われわれが6月20日に報道発表したICT経済報告だが、1−3月期はICT輸出が数量ベースでようやくプラスに転換した点に注目した。
それに関連して先日、5月の輸出が明らかになった。それを見ると5月も引き続き数量ベースでプラスとなりICT経済に関しては輸出部門は継続して回復しているとみられる。
それに関する新聞情報を日経新聞を中心に拾ってみると次のような記事が見られた。

  • 輸出、15か月ぶり減―5月、貿易赤字23か月連続―(日経夕刊6月18日1面)
  • 輸出、米・アジア不振―景気下押しリスクに 5月、15か月ぶり減―(日経6月19日朝刊5面)
  • アップル特需 浮かれない―新型スマホ向けで関連業界 工作機械や電子部品 生産の変動 警戒―(日経6月18日13面)
  • テレビ用パネル一段高―主力の32型 欧米・アジアで需要堅調 大型は値下がり続く―(日経6月27日朝刊21面)

貿易全般は5月振るわなかったが、ICT関連輸出はプラスを維持した。全体が減少になった中、上記のテレビ用パネルの記事のように中国およびその他アジア向けを中心にICT輸出は5月もプラスを維持した。その背景にはiPhoneショックの経験がある。部材輸出メーカを中心に上にある「アップル特需 浮かれない」の記事にある通り、納入先の多様等が功を奏し好調を維持しているとみられる。
もう少し詳しく来週こっちに書きたいと思う。
そのほかの記事として自分が気になったのが以下の記事。

  • 「9月までに消費回復」76%―増税後の反動少なく 「中国の減速懸念」57%―(日経6月23日1面)
  • ガソリン高値続く公算―店頭価格167年 8週連続で上昇―(日経6月19日朝刊2面)

最初の記事は、消費増税後の反動減についての記事で順調に回復するとみられているという内容。2つ目はこちらはICT経済というよりは、最近、分析している高速道路の料金と交通量の関係を見るうえで考慮する必要のある燃料費の動向の記事。