日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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スカイツリーで変わる隅田川辺り:月島ラン☆

自分のランニングの定番コースは隅田川テラス。先日(16日)、テラスそのものではないけど、よく走るテラスとほぼ同じコースを☆のみんなで走った。

佃二北交差点がスタート。それから相生橋を渡り越中島公園の中を通り、ヤマタネさんの脇から大横川を渡って永代橋からまた隅田川沿いを走り中央大橋を渡って佃二北の交差点に戻るコース。

キロ6分程度でファンランだ。マイペースでゆっくり走る。全部で4周した。最近の状況もあり、キロ6分でもそれなりに走りごたえがあった4周だった。

テラスを走るいつもは川面とほぼ同じぐらいの高さで隅田川を見ながら走っているが、この日は堤防の上を走る感じ。隅田川を上から見下ろす感じで走ったわけだが「これまでと違う」と改めて気づく隅田川の今みたいなものが見えたランだった。

そう思わせたのは、そしてびっくりしたのは中央大橋の上でスカイツリーをバックに隅田川を写真で撮る人たちの多さ。写真はその脇から撮った一枚。

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中高年のおじさんおばさんが多い。しかも毎日来ている感じだ。ここで毎日スカイツリーと隅田川をテーマに夜景を撮っているのだろうか。三脚を備えて、カメラも本格的なデジイチ。社交場って感じだった。そして僕らが走り終わる頃にはこのおじさん、おばさんたちも家路についていた。

テラスでも以前から箱崎下のテラスから永代橋佃島の高層マンションの夜景を撮る人や清洲橋、新大橋を撮る人などがからならず数名はいた。隅田川にかかる多くの橋はきれいにライトアップされているのでそれだけでも絵になる。そこにスカイツリーが完成してからは隅田川とスカイツリーをどう組み合わせるかが一つのテーマになって、それが写真家を惹きつけているようだ。

tsukishima20140516b.jpg

前の写真と同じ位置からの一枚だが、アップにして屋形船を構図の中に明確に位置づけるとまた違った一枚になる(スカイツリーの先端がはみ出ているのはご容赦w)。こういう風にいろいろ工夫してスカイツリーを新たなテーマにして写しているのだろう。

写真に写っている屋形船もスカイツリーの出現以降、隅田川での存在を増している。以前は大概の船はお台場に行っていたが、最近は清洲橋手前やここに写っている船のようにスカイツリーがよく見えるところに船を泊めている場合もままある。

こうやって隅田川周辺がスカイツリーで今までと違う風景を見せることで、これまで以上に人を惹きつける。マラソンブームで走る人も増えているし、ふつうのサラリーマンの数も増えている。会社帰りのアベックもそこここに見られる。そして釣り人は数年前は男しかいなかったけど、最近は女性の釣り人も見かけるようになった。

スカイツリーの出現だけではなく、いろいろなことが絡まってのことだが、隅田川辺りは最近大きく変わり始めているように見える。そしてその動きはスカイツリーを一つのきっかけにした動きに加えて2020年のオリンピック開催に向けた動きの中でさらに進んでいくのだろうと走りながらぼんやり考えていた。

たまにはいつものコースをファンランでゆっくり走るのもいいものだ。