先日(と言ってももう1カ月ほど前のことだ)の某政党の幹部が、党の会合で「今頃経済成長なんてできるといいう理論なんかどこにあるんだ!あるとすればハイパーインフレしかない!」というようなことを言っていた。僕はもう一度、経済成長について、Why、for whom、Howをじっくり考える必要があると改めて思った。これはマクロ嫌いの自分がマクロ経済学の教科書を勉強しなおさないといけないとも悟った瞬間でもあった。
しかし彼の政治家には、おそらくすごく優秀な経済ブレーンはいるんだろうが、自分のいいたいことが先にあって、そちらに合わせようとするから、ああいういい方になるんだろう・・・と思う(そういう風になったらもう終わっている)。自分の都合の前には理屈もへちまもなくいいたいことい言う・・・ひどいものだな。
ところで彼の政治家が言っているのは間違いで、日本に経済成長が必要なのは明らかで、それが無理というは日本が滅びてもいいと言っているに等しいのではないか。やはり我々の生活の中で経済成長というものの大切さを改めて考えるべきだろう。そして自分の立場からすれば、その時なぜICTなのかをはっきりさせることだ。
経済成長については、入門としては、ジョーンズ マクロ経済学 1 長期成長編: がお薦めだ。これ一冊をじっくり読めば、経済成長とそこになぜICTが絡んでくるのかが理解できる。
ジョーンズ マクロ経済学 1 長期成長編 チャールズ I.ジョーンズ 東洋経済新報社 2011-04-28 by G-Tools |
経済成長の止まった日本で今何が起きているのかについては、経済成長って何で必要なんだろう? : が複数の視点から対談形式で問題提起しており、経済成長を身近な問題として考えるきっかけをくれる。
経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS) 芹沢 一也 荻上 チキ 飯田 泰之 岡田 靖 赤木 智弘 湯浅 誠 光文社 2009-06-25 by G-Tools |
マクロの経済成長は、社会の一人ひとりの日々の成長がその基礎にある。ひとりひとりの人間において、当事者意識、現場目線、リスクテイク、理論、どれが一つ抜けても世の中に役立つことは難しい。世の中に役立てないということは当然個人レベルでの成長も、しいてはマクロレベルでの成長もないということだ。
こうやって考えてくると・・・何のために生きているんだろうorzなんて考えてしまわないでもない。
だいぶ中途半端な記事だが、久しぶりの記事なので本日はここまで。