もつ政・・・このお店も通い始めて１０年ぐらい経つ。浅草の雷門通りと国際通りの交差点からほど近い角を曲がった先にそのお店はある。
僕が通い始めたのは９８年ごろか。当時は、まず松風でお銚子を３本飲んでから、さて次はもつ政でもつ焼きでお腹いっぱいにしようということで行ったものだった。浅草での飲み始めの店である松風が閉店になってから最近までもつ政もご無沙汰していた。
当時は、ハラミ、ナンコツ、シロ、つくね、煮込み、鶏ピカタなどを食べながら、焼酎のお湯割りを飲んでいたのではなかったか。ハラミは熟成された牛のハラミを絶妙な焼き具合で出してくれた。それから手作りのつくねも美味しかった。タレでもよし、塩味でもよし、うまい。ナンコツは、これが抜群の歯ごたえで美味しかった。シロやピカタ、もつ煮込みもその他のものも美味しかった。
その美味しいもつ焼きを食べながら、親父さんや女将さん、特に親父さんとお話したりする。親父さんからはなぜか「もっといろいろ遊ばなければだめだよ」と女性との付き合い方をいろいろ教えられ、最後にはロック座の招待券をもらった覚えもある。
庶民的な、しかしもつ焼きは庶民的以上のものを感じさせる美味しいもつ焼き屋、それがもつ政だった。
先日、久しぶりに覗いてみた。そしたら親父さんではなく息子さんが女将さんとともに店をやっていた。今は息子さんが親父さんを継いでいるそうだ。
僕は昔の通り、ハラミ、ナンコツ、つくね、シロを頼み、美味しく頂いた。味は昔と変わらない。ハラミは２本で１人前、ナンコツ、つくね、シロは３本で１人前なので、これで１１本になる。他にお任せで頼む方法もあるが、僕は昔通り、単品で頼んで行く。
そして以前は隠れメニューであったればわさが今は表メニューになっていて、これが絶品。れば焼きが苦手な人にも是非味わってほしい一品。レバーの独特の味はせず甘味が口の中に広がる。これは「！」って感じですごく美味しい。
何年たっても変わらない味が味わえる。そして地元の雰囲気の中で酔うことができる。そんな素敵なお店がもつ政です。
また近々飲みに行こう！
もつ政 （居酒屋 / 浅草駅（つくばＥＸＰ）、田原町駅、浅草駅（東武・都営・メトロ））
夜総合点★★★★☆ 4.5
