ITmediaによると2009年7〜9月期のアップルは、好決算だったそうだ。
アップル?が出てから今年で何年目だろう。その後、パソコンの名器と言われたアップル?、失敗に終わったアップル?やLisaなんていうのもあったような。そしてマッキントッシュの登場。
アイコンとマウスでパソコンを使う。そのデザイン、使い心地、洗練さ、何をとってもMacが一番だった。とは言っても現実は厳しく、その後の業績は一進一退を繰り返し、創業者のジョブズも一度は去ることになる。
ジョブズはその後、アップルに復帰して、iPodを世に送り出した。さらに音楽コンテンツの配信市場を大きく成長させ、今でもiPodあるいはiPhone上でのコンテンツやアプリケーションは日々増殖している。
自分もiPod touchを愛用しているが、いつ使ってもアップルの製品はシンプルで楽しい。次はどんな製品を考えているのか・・・そういう楽しみも提供してくれるのもいい。
顧客に対し現実に経験する楽しさと将来に対する楽しみ・・・これを提供し続けることがアップルの強みなのだろう。それが外れた時はだから散々なことになる。しかしアップルは奇跡的にそのような逆境も跳ね返してきた。
単なるラッキーなのか、そうではないものを持っているのか?
そういえば最近の若い人はアップルというとどういう企業イメージなのだろうか。僕は当然パソコンメーカなのだけど・・・そういうイメージを持っている人は少数派かな・・・もしそうであるならアップルはうまく業態転換もしたということにもなる。
パソコンの黎明期に創業し、アップル?やマッキントッシュで一世を風靡し、次にはネットワークの時代に入り始めたこの時期に、iPod touch、iPhoneとプラットフォームとしてのiTune Storeで音楽配信市場やコンテンツの流通市場を立ち上げた。
こうやって振り返ると、やはりアップルという企業なのか、ジョブズという人なのかは分からないが、独特のきゅう覚をもっているのだろうと思う。