日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

電子ブック:Kindle Wireless Reading Device

Kindle
ついにAmazonの電子ブックリーダー:Kindleが日本でも購入できるようになった。但し、購入はAmazon.com、米国サイトで購入する。

まだ日本語の書籍は対応していないだろうから、英語の書籍を読む人だけがKindleを使って書籍電子化のメリットやデメリットを体験できる。

電子書籍は日本でも数年前、国内のメーカがリーダーを開発し、販売したことがあったが、どのメーカの製品も大きく売れることはなかった。原因は、コンテンツの不足とか、機器の大きさやディスプレイの解像度とかの使い勝手に問題があったと言われていたと思う。あと、電子ブックの規格もいくつかあって個々ばらばらの対応であったことも影響したのではないかと言われていたのではなかったか。

Kindle・・・今すぐ買うことはないだろうけど、5年後には間違いなく購入しているだろう。その時には日本語の書籍・・・特に専門書以外の小説やビジネス書の類はなるべく電子書籍になってもらえると、非常に助かる・・・何がって、本棚が必要なくなるからね。専門書は余白に書き込みをするので、それができない電子ブックで読むのは自分としてはちょっと抵抗がある。

話変わって・・・電子書籍になると、単行本、文庫や新書の区別も意味がなくなる。そうすると出版社はどうなるだろう。今までは単行本で出して、その後、新書版や文庫版、場合によっては両方で順番に出して、一粒で何回か美味しい思いをできたと思うけど、それができなくなる・・・どうなるのだろう。

出版業界の将来・・・テクノロジーのトレンドへ抵抗するよりも、そのテクノロジーのトレンドにうまく乗るように業態転換するにはどうしたらいいのだろうか。これからこういう産業がそこここに出てくるだろうな。えらい時代になったもんだ。

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