日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

NGNショールーム:大手町Note

13日は、研究所のメンバー10名で、今巷で話題のNGN(次世代通信網)NTTショールームNoteに行ってきた。ちなみにショールーム「Note」の見学は完全予約制で、Webで申し込める。

予約制をとっているから当然だが、他に見学者は一組程度でゆっくり見られる。

最初にNGNの概要をビデオで見せてもらい、それから1階と2階に設定されているNGNを使った各種サービスを体験できるコーナーを回る。見学にはガイドが2名ついてくれるので、各コーナーのサービスでNGNのどのような特徴が活かされているかを説明してくれる。

NGNは下記の4つの特徴を持つNTTの次世代通信網だ。

  1. 品質保証「QoS」
  2. セキュリティ
  3. 信頼性
  4. オープンなインターフェース

ショールームを見学しての正直な感想は、「一般の人が見てもあまりピンと来ないだろうな」(とは言うものの、興味があるなら行った方がいいに決まっている・・・百聞は一見にしかず)というものと、「消費者への普及のポイントはユーザインターフェースないし端末機器だからNGNの普及はNGNを利用したサービスを提供する上位レイヤ企業やそれを利用するための機器を製造するメーカーにかかっている」というもの。

恐らくインターネットに少し詳しい人ならば、Noteの見学後の感想は、「これならインターネットでもできるのでは?」というものになるのではないかと思う。本当にそれだけだろうか?・・・というよりはそう考えてはいけないのだと思う。

僕自身は、NGNはサービスの提供方法次第では、より多くの人に高度なネット環境を提供してくれるインフラになりうると感じた。ただし、そのためにはNGNを使って何かをしてみたいと考えるファンをいかに増やすかにかかっているだろう。

極端に言えば、ネット上で仕事をする人が自らネットへの欲求を持ったときNGNならそのニーズに答えてくれると思い立ったとき、すぐに行動に移せ、実現してしまうような自由度と深さをもったサービスの位置づけになることではないかと思う。

NGNはWeb2.0が永遠のβ版といわれるのと同じく、サービス開始時点で完成されたものであってはいけないのだと思う。それはICTへのニーズはさまざまな分野に今後及ぶであろうから、最初から完成したネットワークなど提供することは非現実的だろう。

提供開始時点から進化をはじめ、成長し続けていくネットワークであることがNGNNGNであるための必要条件だろう。

インターネットの一部として始まるNGNがその特徴を活かし、徐々にでも今までのネット社会以上のものを実現できるのであれば、インターネットはいずれはNGN化していくであろう・・・が、だからといってNTTなどの通信事業者がどのようなポジションを取れるかはまた別の話だ。

う〜ん、表現力が貧弱だ。うまくいいたいことを言い表せないもどかしさ^^

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