日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

サービスの競争力

競争力という言葉、よく聞く割にはその内容を考えると、結構あやふやだ。

ここでは、あるサービスの競争力を実証することが目的であるのだから、ポイントとしては以下のようになる。

  1. 企業別(A,B,C,・・・)のサービス(α、β、γ)間の競争力を評価する(Aという企業のαというサービス:Aαと表す)
  2. 競争力を評価する際はまず2つの視点、企業の評価(A社というブランド)とサービスの評価(αという製品)がある
  3. サービス間を評価するに際してはαの中だけで、企業間の比較をするだけではなくて、他のサービス、βやγも対象になる可能性がある(理由はαと他の2サービスは競合しているため)
  4. よってAαの競争力を定量化するためには、サービス全体(α、β、γ)の中のαの評価と企業の中(A,B,C,・・・)のAの評価を統合して指標化する必要がある

以上、4点が主要な点だと考えられる。

さらに企業の評価とサービスの評価は具体的な評価項目が挙げられる。

  • 企業の評価:経営基盤、ビジョン、センス、ブランド、アフターケア、等
  • サービスの評価:価格、サービスの性能(通信なら伝送速度、等)、品質、付加機能、等

これら複数の要因を統合して指標化し、特定のサービスの競争力を評価する手法としては・・・

これまで思い浮かぶのは、離散選択かコンジョイントを使い蒸気の2つの視点を加味したモデルを構築し、選択確立を求めるもの。選択確率の大小=競争力の大小と考えれば、有効なモデルと考えられる。

問題点は、事業者別の離散選択モデルは本格的にはやったことがないこと。

難しく考えすぎですかねえ。

誰かご意見、いただければ幸いです。