日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

昨晩のワイン:ラ・マッサ

昨晩のワインもイタリアワインでした。

僕にはワインの味をうまく表現する文章力はありませんが、呑んでおいしいと感じるワインであったことは確かです。

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このワインは味のよさはもちろんなのですが、下の絵を見たとき、びっくりしてしまいました。日本酒の蔵がここまでやるだろうか?とふと考えてしまいました。

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この皮肉の絵は、ジェロボアムの安藤さんに教えてもらったのですが、僕はこの絵を見てこの醸造家の意思の強さを感じました。以下はジェロボアムのホームページからの転載です。

ワイナート誌16号の記事にこうありました。「品種を決め、それにより適した区画を優れたテロワールとするブルゴーニュ式ではなく、土地が先にあり、その土地の土壌ごとに適した葡萄を選ぶボルドー式の考えを支持する。」 キャンティでの使用品種をサンジョヴェーゼ種と決めるのではなく、畑によってカベルネ種やメルロー種が適していればそれらを植えて収穫・混醸してキャンティ独自のテロワールを表現すべきだという考え方です。フランスでもアルザスやロワールなどの銘醸産地で同じような意見を表し原産地呼称の規制に反発している醸造家の話を最近よく聞きます。
裏ラベルにこっそり印刷されている雄鶏の丸焼きの絵にラ・マッサの姿勢が表れています。(この雄鶏はたぶん、キャンティ・クラッシコ協会のこと。フェリーニ氏は1990年までの11年間、同協会の醸造顧問として働いていたということですが・・すごい皮肉ですね。)

商品名 ラ・マッサ
カテゴリ 赤ワイン
生産者 ジャンパオロ・モッタ
国名 イタリア
地域 トスカーナ
年代 2001年
単価 3900円
評価 今回ご紹介するのは、ファットリア・ラ・マッサ。1992年設立という比較的新しい葡萄園で、モダン・キャンティの旗手です。濃縮感のある強烈な果実味があり甘い樽の香りが長く続く、いかにも現代的な個性。・・・中略・・・今回のIGT“ラ・マッサ”は、モダン・キャンティの最先端、ファットリア・ラ・マッサがキャンティの将来を見守る世界市場に出した新たな答。これは要チェックです。(ジェロボアムホームページより)