日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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雨の首都高向島線

雨である。昨日は小ぶりだったが、今日は本格的だ。台風16号の影響だろう。

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首都高はよく渋滞する。僕がよく見るのは向島線の渋滞の風景だ。実はこの写真も都心から向島方面へ向けての車線(写真上では右から左)が渋滞中である。首都高の渋滞はいつ始まるかよくわからない。朝や夕方の通勤時間帯はもちろんビジネスや買い物等で都心が込む日中もしょっちゅう渋滞になっている。

そして渋滞が起こると数回に1度は必ずサイレンが聞こえてくる。今もそうだ。それも警察や消防ではなく、首都高速道路公団の黄色い車のやつだ(と、書いていたら、今、警察車両が通っていった・・・同じところだろうか?)。首都高全体では一日どのくらいの事故・故障があるのだろうか。向島線でも数回はあるのではないかと考えられるから、全体ではかなりの数になるのだろう。

こういう渋滞が頻発する道路を見ていても、東京が如何に過密かがよくわかる。そして今、東京はあちこちで再開発という名の過密化を進めている。日本橋もそうだ。三越の新館や三井ビル、浜町3丁目、人形町1丁目の高層ビルという大規模再開発の他に、バブルの頃、地上げをされて空き地で残っていた土地に次々とマンションが建っている。東京を見ている限り、土建屋さんの景気はいいように見える。

しかし、今、巷間言われている再開発とはなんなのだろうか。確かに東京駅北口八重洲側の国際ホテルの入っていたビルの建て直しや日本橋室町の三井ビルの建設はそこにあった大きなビルを取り壊し、さらに大きな高層ビルを建てるので再開発って感じだ。またその周辺部ではバブル期に開発し損ねた土地にマンションがにょきにょきと建ってきている。これらが完成したとき、日本橋はどう変わっていくのか、ちょっと見るのが怖い気がする。

気が付いてみれば、向島線の渋滞はいつの間にか解消されている。