日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

日本の金メダルが多いわけ

8月も残すところ10日を切っている。最近は夏ばてか、ここの話題も枯れている。

オリンピックでは日本勢が大活躍で、東京オリンピックの金メダル数に迫る勢いだ。

何が変わったのか?
確かに今大会は、粒よりの選手がそろったこともあるだろう。でも・・・と僕は考えるのである。今回、日本の金メダル数が飛躍的に伸びた最大の理由は次のようなものだ。

旧ソ連・東欧圏の選手が普通の選手に戻ったからではないかというのが僕の仮説。

今年の金メダルの数はおそらく最近4大会の合計メダル数と同じぐらいの数ではないかと思い、調べてみた結果、下記が過去4大会の合計メダル数(括弧内は金メダル数)だ。

シドニー 18個(5)
アトランタ 14個(3)
バルセロナ 22個(3)
ソウル 14個(4)

つまり従来、上位を占めるのが常連だった旧ソ連・東欧圏の選手たちが、今回はなくなった分、その後塵を拝していた日本人が繰り上がり、メダルが増えたのではないかと思う。

勘違いして欲しくないのだけれど、これは今回の金メダルの価値を下げるものではなく、旧ソ連・東欧圏の選手の英才教育と人体改造とまでは言わないが過酷な訓練「等」により作られた選手たちであったことを考えれば、日本人がいかに高い能力を持っていたかを証明するものとして、誇っていいものだと思う。

まあ、他にもいろいろあるだろうが、僕はこの仮説が日本の金メダルを増やしている最大の要因ではないかと見ている。

とはいうものの、ソ連が崩壊したのは1991年で、それから13年も経っているわけだから、この仮説も怪しいといえば怪しい。