日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

実証研究入門(統計学、R、Rstudio、Python、STATA)

観察手段としての分類学(整理学)と状況を説明するための分析ツール

調査、研究、コンサルなどの商売は、クライアントの問題意識を理解するために同じ目線で対象を見て、考えることが必要だが、それだけではクライアントと同レベルの思考しかできない。それでは商売にならないので、プラスαを付け加える必要がある。そのために…

メモ:ゲーム、ブロックチェーン、Python、R、そしてAI・・・将来の事業を遠目に見ながら妄想を!

ちょっとちょっとということで、これからを考えるのに、もうモノづくりの時代、社会ではないということで、じゃあ、どういう社会を志向するのかなんてことを考えている。 // そこで先日とあるところでそのキーワードを聞いた。それはゲーム。そう、パックマ…

先週末の学会にオンラインで参加:これからの形のプロトタイプになるか

COVID-19の影響で、学者の研究発表の場である年次大会がオンラインで開催される状況になっている。 オンラインで大会を開催することのメリットデメリットを自分なりにまとめてみた。 COVID-19後も、通常の対面での大会において、オンラインでの参加の道も残…

デジタル経済と経済成長を考えるための書籍3冊:知識の経済学は、知識・データの貢献をどこまで説明できるのか?

古くは情報化社会とか情報社会とか情報経済とか、最近は経済成長の切り札として、データ駆動社会とか、AI・ビッグデータ・IoT、データ経済とか、AI経済とか言われている。 // その情報やデータ、AI、ビッグデータやIoTがどのように経済成長に寄与するのかを…

ノマドワーカー、テレワーク、大阪出張、行き帰りはPythonの勉強かな?

本日は、これから大阪出張・・・大阪城の近くに行きます。暑いということなので熱中症に要注意(わがふるさとの大磯の近く、湘南平が見える・・・日差しが出ている。寒いのは東京以北なのだろうか。)。 // 今、新幹線の中でこのブログ書いてますが、便利な…

宮川努著「生産性とは何かー日本経済の活力を問いなおすー」:働き方改革は必須です

バブル崩壊以降、20年以上に渡り低成長にあえぐ日本経済(最近はバブルっぽいけど)・・・その日本経済に再成長とそのための活力と取り戻すための一つの見方を提示したのが本書だ。そのキーワードが、「生産性」ということで、生産性を中心に日本経済を多面…

2018年の振り返り:何冊の本を読んだのか?(前半)

2018年にこのブログで取り上げた本、その中で読み終えた本があったかを振り返ってみよう。予想としては、読了した本は少ないのではないかと思う。 まず最初に取り上げたのはこの本でした。 mnoguti.hatenablog.com Rのマスターとベイズ統計の理解を同時にや…

エクセル小技:VLOOKUPの使い方を今更ながら理解するw

エクセルでデータを加工するときいろいろな関数をしていると便利だ。作業効率が大きく向上する。でもそれはある程度大きなデータを加工するときで、自分らが計量分析する際のデータは高々数十から多くて数百のレベルなので、多くは力技でこなしていた。 若い…

変化を感じづらい時代だからこそ数字が大切

株価の乱高下が激しい。米国の金利政策の影響が為替レートに影響し、それが・・・というところが主なものなようだが、こうなってくると実体経済として、景気はいいのか悪いのか、なかなか分かりづらいというのが市井の人々の感覚ではないだろうか。少しバブ…

奥村、牧山、瓜生著『Rで楽しむベイズ統計入門』技術評論社、2018年

Googleの検索とかビッグデータとか数年前に注目されて、その肝はベイズだよとかMCMCというキーワードが出てきたりとかで、シグナル&ノイズ*1でビッグデータのすごさを知ったり、それがトランプさんの当選であれ?ってなったりとか、それでもビッグデータの…

美しくかつ簡潔な文章を書く難しさ:学生の頃の悪癖に未だに苦しめられる

大学時代、学部生、院生の9年間、何本のレポートや論文を出しただろうか。それは就職してからも続くのだが、いつも書くことについて自己嫌悪に陥る。このブログでもそうだが、自分の文章は冗長で読みづらいのだ(と自分では思っている)。 学生時代の悪癖 な…

永野裕之著、岡田謙介監修「統計学のための数学教室」:この本、面白いです

統計学のための数学教室 作者: 永野裕之,岡田謙介,きたみりゅうじ 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2015/09/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る どこで気づいたか、知ったか忘れたが、自宅の居間に結構積ん読になって…

R言語:系列相関の除去・・・FGLSでの推定

さて、回帰分析(lm)を実行して、ダービンワトソン検定を行ったら見事に系列相関ありという結果となったところまでが前回まで。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); まず系列相関があると何がまずいのかだが・・・一致性は担保されるが、有…

消費のICT化をRで回帰分析してみた①

さて、前回まででデータの準備は終わったので、今回は回帰分析を実行してみる。 今回の推定式は、以下の通りに定式化。変数名は以下の通り。 lnet.expenditure:インターネットを利用した支出 lnincome:所得 trend:トレンド項 mxx:月次ダミー d1403:消費…

Rの開始からファイルの読み込み、変数の作成まで

データの読込と保存 さてR言語を使って計量分析を始めるにあたって、R言語のアイコンをクリックして立ち上げたら、まずは分析用ファイルを読み込むところからだ。 教科書では、P16にある「2.4 データ分析の準備」の部分。 ここでは作業ディレクトリにデータ…

Rで計量経済学:福地純一郎、伊藤有希著「Rによる計量経済分析」をテキストとして

さて、MacBookProを購入したことに伴い、STaTaが我が家で使えなくなったため、オープンソースベースのR言語を使うことにした。 Rは昔、恐らく10年以上前、一度手を出したことがあったが、その時はインターフェースがどうも気に入らなくていつの間にか遠ざか…

C言語、50の手習い・・・肩肘張らずにw

30代の頃、一度、手を染めたことがある・・・C言語。 今回、20年ぶりにパソコンにインストールしてみた。 仕事で使うなどというたいそれたことを考えるとすぐに挫折するので、ボケ防止のつもりでゆるゆると進めてみたい。 そこで教科書どうするかということ…

実証研究は地道な作業・・・データを作るということ

データを持って何かを語ることを仕事にしている研究者には、データが大切であることは言うまでもない。そうであることは誰でも分かっているのだろうが、最近、気になることがある。最近というより、官庁統計や業界統計を中心にネット上に電子ファイルが整備…

社会科学の目指すもの・・・行動科学革命を振り返る

昔、第二次大戦後1950年代にかけて行動科学革命というものがあった。現在、行動科学というと心理学や社会心理学の一分野と位置付けられることが多いが、当時の革命は社会科学全体に影響をもたらすものであった。その中でも社会心理学等のコミュニケーション…

stataで時系列分析を!

統計ソフトの中でもstataはどちらかと言えば、MicroEconometrics用の統計ソフトという認識があった。アンケート調査で個票データを集めたら、それを用いて消費者行動の分析をしたり、企業行動の研究をしたりする。そのstataにも昔から時系列分析用のコマンド…

Introductory Econometrics: Using Monte Carlo Simulation with Microsoft Excel

エクセルでモンテカルロシミュレーションを使いながら計量経済学の初歩を学べるようなので、突然だけど、ちょっと読んでみようと思う。例によってどれだけ実行されるかは不明。Introductory Econometrics: Using Monte Carlo Simulation with Microsoft Exce…

社会人のための計量経済学

実証研究・・・計量分析は最近はパソコンの普及と計量ソフト(Stataなど)の発達、そして官庁の統計データがネットから簡単に入手できるようになったことにより、誰にでも比較的簡単にできるようになってきている。しかし、実際やってみると、「計量分析は職…

北村行伸:ミクロ計量経済学入門

ついに出ましたSTATAのコードが付いている日本語で書かれたマイクロ計量経済学の入門書。「Stataで計量経済学入門」を傍らに置きながら、この本で微視的計量経済学を本格的に学べることになった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 目次…

STATAで微小計量経済学

最近はパソコンで使える統計ソフトも豊富になり、またWebでのアンケート調査で10年前よりかなり安い費用でアンケート調査の実施が可能になったこともあって、最近は個票レベルのデータを使った計量分析がかなり活発に行われるようになってきた。本書はその…

Stata関連のサイト

日本語で読めるStata関連の情報が載っているサイトです。 各サイトの開設者の方にはいつもお世話になっています。御礼申し上げます。 別所俊一郎さんのページ:ネコでもわかるStata入門 松浦寿幸さんのページ:経済分析のためのStata入門 pooさんのページ:S…

離散選択モデルの説明順序のなぞ

離散選択モデルの教科書や参考書を見ると大体以下の順序で説明がなされている。 線形確率モデル(このときは二項選択で説明される) Logitモデルの導入(二項選択) Ordered Logitモデル Nominal Logitモデル なぜこの順番なのか不思議に思っていた。 選択状況…

需要モデルの推定

ブロードバンド市場における消費者の選択行動を離散選択モデル(条件付ロジットモデル)で推定しようとしている。選択肢は大きく光ファイバ、ADSL、ケーブルインターネット。説明変数は、価格、速度(以上、AS変数)、所得、利用上位レイヤサービス&コンテ…

条件付ロジットモデルの推定5:サンプル数について

通常の仮定(詳細はCramer 1986, Eliason 1993を見よ)の下では、最尤推定量は、consistent, efficient, asymptotically normalである。これらの特性はサンプルサイズを無限大に近づけることで維持できる。 最尤推定量はスモールサンプルのとき必ずしも悪い…

条件付ロジットモデルの推定4:CLMの推定

CLMは、いくつかの選択肢の中からの選択がケース間で異なる選択肢の特徴にどのように影響されるかを明らかにできる。ここで観測された結果mの推定選択確率は以下の式で表される(数式はまだ不完全です)。 ここではケースi、選択肢mの説明変数の値である。γが…

条件付ロジットモデルの推定3:CS変数の考慮

CLMでCS変数を考慮するには、独立変数、つまりCS変数を交差項として再設定する必要ある。この考え方の詳細は以下のlongの文献(1997、181ページ)を参照のこと。アカデミックな関心点としては次の2点。 CSおよびAS変数の両者を含んだ混合モデルの可能性を開…