フェルメールに酔ったこともあり、上野で少し食べていこうと・・・この場合、食べて=呑んでということ。そして向かったのは、迷わず、上野藪そば。30年ぐらい前に一度来たことがあるだけ。ほぼ初めて。
暖簾をくぐると、かなり賑わっている。しばらく待ってカウンターでよいかというので、OKして、カウンターへ。それにしても賑わい方がすごいね。アメ横とか上中の賑わいが蕎麦屋にもうつったかって感じだ。
さえ、我々もその賑わいに負けないようにとまずは菊正宗をお燗でそれぞれ1本。蕎麦屋で飲むお酒ということで定番の蕎麦味噌がついてきます。上野藪の蕎麦味噌はさらっと辛め。グイッと一口・・・うまい!
料理が出てくるまで時間があったので、いろいろ見回すと、頭の上に、蕎麦ちょこがいろいろ並んでました。これは今まで歴代の蕎麦ちょこなのでしょうか。珍しいものを見させてもらったって感じ。
そしてガラスには上野藪そばの文字が入った扉。この手前がそば打ちの部屋になっていて、早い時間に来れば蕎麦を打っているところを見ながら一杯呑めるのではないかと想像したりしてました。
そうこうする内に料理が出てきました。まずは、定番の板わさ。どうです、もうこの厚切りさ加減にイチコロです。板わさはやはりこうでないといけません。さすが!
どうですか?美味しそうでしょう。美味しいんです。わさびをちょいとつけて、醤油も少々、つけなくても美味しい。これで日本酒、たまりません。
そして厚焼き玉子。二人で食べるのにちょうどいい厚さ。そして程よい甘さ加減で味もよし。酒が進みます(けど今日は1本だけ)。
どうです、厚焼き玉子のアップ。たまんないんです。まさか厚焼き玉子をつまみに日本酒を飲むようになるとは思いませんでした。
菊正宗・・・スッキリです。さすが灘の淡麗辛口!
そして締めくくりに、蕎麦。恵美さんは、牡蠣南蛮そば。この牡蠣がバターでソテーしてあるんですが、美味しいんです。そしてゆずの風味とネギの甘み・・・たまらんですわ。
そして私はというと、何故かカレー南蛮。最初はせいろかなと思っていたのですが、何故かカレー南蛮をオーダー。
いい感じですよ。この感じどうです鴨だしだそうですが、ネギと鶏肉がいい加減に入っていて、汁の辛さもちょうどいい辛さ。熱々ですが、その熱さもそんなに気にならなず、そばを手繰れました。
美味そうでしょう。美味いんです。カレー汁とそばをうまく絡めながら手繰って、そして合間合間に鶏肉とネギでアクセントをつけて食べると本当に美味しい。
あっという間のひと時でした。美味しいお酒に肴、そして最後に〆の蕎麦。満ち足りて家路に着いたのでした。
上野の来た際はまた寄りたいと思います。