スマホの普及、ビッグデータの活用・・・位置情報の活用の本格化ということで、空間経済学が注目されるところだ。こういう教科書が出始めるということは、注目度もかなり上がって来たということの証左かと思う。
計量分析の教科書も翻訳されている。かなり評判のいい本らしい。
悩みの一つは、実際に使える地理空間データがなかなか入手できないことだ。しかし、今日、 簡単なデモと操作体験をさせてもらったのだが、統計センターが提供している以下の「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」は、国勢調査、経済センサス(基礎調査と活動調査)、事業所・企業統計が地図上にプロットして色々分析することができるサービスであり、空間経済学を具体的に考えるのにちょうどいいのではないかと思った。
登録は簡単で、メールで申し込むだけだ。正式なIDとパスワードが来るまで数日かかるとのことだったが、数分で帰って来た。
それで早速使ってみるとこんな感じ。
出典:地理院地図
ここでは利用規約の関係で地理院地図を表示しているが、GoogleMapも使えるようになっていて、実際に使うのはGoogleMapの方が見た目が綺麗だ。
国勢調査、経済センサス(基礎調査と活動調査)、事業所・企業統計という統計データを地図上にプロットして見られるのはまた違う発想や気づきをもたらしてくれるのではないか。
しばらくいろいろ試してみたい。