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日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

デューデリジェンスを知り、応用する

複雑な事象を解きほぐし、その複雑さ、わからなさの原因を明らかにするためには、それを整理する体系的な知識が必要だが、その体系的な知識の整理をどのレベルで実施し、活用するかは問われる問いの複雑さに寄るのかと最近思う。

これまでは、どちらかというとマーケティングの話(市場はあるのか、どうやったら売れるのか)が多かったような気がする。3Cの視点で対象マーケットやサービスを整理する。その前に外部環境(PEST)の整理もある。そこからSWOT分析をして、最後に4P戦略に落とし込むというもの。最近はそれがそれだけでは止まらないようになってきているというのが実感するところ。

とどのつまり、お客さんは何をどこまで知りたいのかというと、大きく動いている情報通信産業やその情報通信技術が実装される先の諸産業の中でどこを目指していけばいいのかということであり、次の投資先をどう探していけばいいのかという問いに行き着くのではないだろうか*1。つまり何を知ればいいのかというところから問われている。

 そうなってくると、調査対象の絞り込みから、その中でさらにどこをターゲットにするのかまでをまず解きほぐしてやる必要があり、こちらもそれなりの準備が必要になる。要するに、海のものとも山のものともつかない調査対象に対し、それがお客さんに対してどういう見方をすれば意味のある見方ができるのか・・・というところから始めなければいけないということだろう。

そうすると、あるサービスや技術、あるいは事業を丸ごと評価することになるのではないかと思い、そうするとマーケティングだけでは不十分・・・そうするとって考えてたら、これはデューデリジェンスの発想でやらないとダメなのではないかということに行き着いた。

こちらの知のフレームとしてはデューデリジェンスの体系を応用させてもらい、その中でお客さんは何を特に知りたいのかという絞り込み型になるのではないかと。なるほど、デューデリジェンスかということでまずはその全体像を把握したいということで購入してみたのが、「再生コンサルティングの質を高める 事業デューデリジェンスの実務入門」。

事業再生かM&Aか、また事業、財務、法務かとデューデリジェンスは分野があるが、これは書名からも分かるように、事業再生に焦点を当てた事業デューデリジェンスの解説本だ。内容はすぐに応用が聞くように色々な例を引きながら解説がなされて、とっつきやすい。まずはこれ一冊を読んで、全体を把握したらあとは必要に応じて各論の専門書の該当箇所を読み込んでいけばいいだろう。

変化の時代だから、部分を見ているだけではダメで、全体の中でお客さんから出てくる調査分析課題を把握して、位置付けて視点を定めるところが肝になる。そのためにどうすればいいか・・・これまで以上にマクロな視点(学際的と言ってもいいかな?)からの体系的な知の整理とその応用が求められているなんて言ったらカッコつけすぎだろうかw

 以下の2冊も役立つかも。

*1:B2B2Xというビジネスモデルの中で真ん中のBとその先のXに対しての戦略が求められていると思うのだが、性質が悪いことに何がそもそものターゲットなのかから認識されていないことがままあるような気がする。