あっけない最終巻だった。
19巻を読んだ時には、これは再度ストーリーが大きく動くのか・・・という気がしないでもなかった。事実、前回のブログ記事には、「これで19巻、今回、クライマックスの段階に入ったのかもしれないけれど、これだと後、5巻ぐらいは楽しめそう・・・と思うのは僕だけだろうか。」と書いている。
しかし、実際は今回の第20巻で大団円を迎えてしまった・・・非常に残念だなあ・・・もう少し楽しみたかったよというのが正直な感想。今までの印象、あくまでも印象だけど、いろいろなサブストーリーがあって、それが最後ひとつに収斂していくのだろうなと思っていたけど、終わってみると、たくさんあったサブストーリーの中の一つが選ばれて、それについてのみストーリーが終わったって感じ。だから他のサブストーリーを展開させれば、番外編みたいな作品もできそうと思わずにはいられないし、ぜひそうなってもらいたいものだと思う。
今回の章立ては以下のとおり。
- 第158話 一筋の光
- 第159話 エクストラスーパームーン
- 第160話 最後の言葉
- 第161話 ペンを執れ
- 第162話 オアシスへようこそ
- 第163話 生存者応答せず
- 第164話 選択の時
- 最終話 最後の最後の最後の戦い
読んでもらえば分かるけど、自分にはストーリーを畳むことを急いだって感じられてしょうがないのだが、後半10巻ぐらいを読み直してみると、全てのストーリーにけりがついているのかもしれない。もう一度読み直してみるか・・・。