日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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地図の読めない人に道案内は難しい

どうも自分は地図を読むのがいつの間にか苦手になってしまっていたようで、最近、特に人形町・浜町界隈に住むようになってからはこんな地元でも結構道を間違えたりします。そんな自分になぜか人は道順を尋ねてくる^^;

もうだいぶ前だが、お昼時、人形町の交差点で地下鉄の出口から上がってきた、推定80歳超えのお婆さんに、「日本橋はどう行けばいいか?」と聞かれた。「日本橋?!」ってここは「人形町だよ」と思った*1

人形町の交差点から日本橋は道順としては簡単でまっすぐ行けばいい・・・ただし、90歳近いと推定されるお年寄りには結構な距離ではないかと思い、おばあさんに「結構距離があるけど歩けますか?」と一応尋ねたら・・・「大丈夫」という・・・まあそう答えるよねえ。そこで少々心配ではあったものの「この道をまっすぐ行けばいいです。大きい交差点*2があって、それを渡ってまっすぐ行くとつきますよ」と教えてあげて、おばあさんは「分かりました」とゆっくり歩いて行きました。

何となく心配でしばらく見ていたら、案の定、数百メートル入ったところでビルから出てきたサラリーマンに再度道を尋ねていました。その後、どうしたのか分かりませんが、職場に帰る道すがら考えたのは、タクシーをすすめればよかったかなということ。あるいはもう一度浅草線で戻ったほうがいいよと言ってあげたほうがよかったのか・・・人形町に来る人は平均年齢高いので今後もこういうことはあり得るなと・・・頭の中で地図を把握し、そこで考えればよかったのでしょうが、そうはできなかった道案内が下手な自分としてはちょっとプレッシャーを感じた出来事でした。

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そしたらつい先頃の週末、浜町公園内にある清正公寺のところで中年の女性から、「浜町の駅はどこですか?」と聞かれました。自分はスポーツセンターの方から歩いてきたので、浜町駅はちょうど後ろになります。「そこの道をまっすぐ行ったところですよ」と言えばいいところ、なぜか一筋向こうの道から行くことを前提に道順を解説する自分でした・・・「道に沿って行くと、間もなく「右」*3側に明治座が見えます。そうすると反対側に浜町公園の大きな入り口が見えます*4から、その手前に駅の入り口がありますよ」って。こういう位置付けの道はある意味自宅から出る道なんですけど、それとも微妙に違う・・・自分でも後で何と下手な道案内をしてしまったのかと反省でした。

相手の立場になってシンプルに道順を解説することがいかに難しいことか・・・先日はある和食屋さんでお昼を食べている時、日本橋だったかへの行く地下鉄を聞かれた時、お店の人はみんな・・・「?」でした。なぜって「近くだけど普段地下鉄なんか使わないから分からない」ってなるほどねと思いましたが、自分の場合はちょっと違うかなと思わないでもなく、なぜ地図を読めなくなったのかも不思議なのですが、道案内が下手なのはもう少しどうにかならないものかとふと思うのでした。

*1:その日の夜家で話していて辿り着いた結論は、おそらく浅草線できて、日本橋で降り損ねて人形町まで来てしまったのではないかというものでした。

*2:自分が頭に描いた大きい交差点は江戸橋北詰めの交差点なんだけど、小舟町の交差点もそれなりに大きいなと後で反省。

*3:自分から見て右で、女性からすると左です。左と言ってやらないと不親切ですよね。

*4:この時点で浜町駅への降り口は見えているはず。