どこで気づいたか、知ったか忘れたが、自宅の居間に結構積ん読になっていて最近ふと手に持って読んでみたら面白い。
まだ最初のところだが、例えば、6➗3=2という式・・・どのように考えるだろうか。
考え方は2種類・・・まず一つ、6の中に3がいくつあるかと考える・・・答えは2。もう一つは6を3等分すると一つはいくつになるか・・・答えは2。この2つの違いをわかっているかどうかが大切らしい。
つまり割り算には二つの意味があるということ。「全体を同じ数ずつに分ける(包含除)」と「全体を等しく分ける(等分除)」の二つ。
自分はどうだったか・・・多分、最初の方、6の中に3がいくつあるかという思考(全体を同じ数ずつに分ける)で考えていた。もう一方の考え方・・・捉え方は認識していなかった。恐らく、こういう日頃考えたことがなかった思考が必要になった時、自分はその問題を理解できなかったのではないかと思う。それは多分今もそう。
こういうところが自分には結構あるのだろうと、若い奴らと話して思うところだ。最近特にね。
この本は統計学を理解するための数学の本だが、結構いろいろと発見があるんだろうと思う(特に自分の場合はね)*1。今年の年末の課題図書としようと思う。
著者には以下のような著書もあり、こちらも興味がある。
大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ
- 作者: 永野裕之,きたみりゅうじ
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初歩からわかる数学的ロジカルシンキング (SCC Books 385)
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*1:この歳になると頭の柔軟性に欠けている部分があるので、難しい専門書もいいけど、こういう初歩的な本で基本に戻ってみるというのが頭の気分転換にもなりいいと思うのです。