今月のニュートンは、特集がタイムトラベルだったこともあり、思わず購入してしまった。
タイムトラベル・・・空想科学的にはもっとも身近な話題ではないだろうか。子供のころから未来や過去へ行けるとしたら・・・などということを考えたり、そういうアニメや小説を読んだりしていたものだ。
そして物理学をそれなりに勉強しだすと、未来への旅行は、光速に近づくと時間の進みが遅くなることで可能だということを想像することはそんなに難しくなかったけど、過去への旅行は、本特集の中でも紹介されているが、Grandfather Paradoxなどを考えると、実際には不可能で、SFの中の話かとずっと思っていた。
タイムトラベル・・・空想科学的にはもっとも身近な話題ではないだろうか。子供のころから未来や過去へ行けるとしたら・・・などということを考えたり、そういうアニメや小説を読んだりしていたものだ。
そして物理学をそれなりに勉強しだすと、未来への旅行は、光速に近づくと時間の進みが遅くなることで可能だということを想像することはそんなに難しくなかったけど、過去への旅行は、本特集の中でも紹介されているが、Grandfather Paradoxなどを考えると、実際には不可能で、SFの中の話かとずっと思っていた。
Newton (ニュートン) 2012年 03月号 [雑誌] ニュートンプレス 2012-01-26 by G-Tools |
今月号のニュートンにはそれがそうでもないらしいことが、例の分かりやすいきれいなイラストとともに解説してある。結論だけ言ってしまえば、理論物理学を総動員して考えると理論的には可能性はあるらしい。しかしそれを確かめるためには、量子重力の法則の完成が必要であるのだが、当然それはまだ完成されていない。そして最先端の議論ではどちらかというと過去への時間旅行は否定的な見解になりがちなようだ。
さらに仮に過去への時間旅行が理論的に実現可能だと証明されたとしてもそれを技術的に実現するためには、今の技術では到底不可能であることも明らかで、どのくらい未来になれば実現されれるのかも分からない。
今回のニュートンは特集のタイムトラベルの他にも、ヒッグス粒子、ハッブル望遠鏡、地球サイズの系外惑星などなどおもしろい話題がたくさん載っていた。毎月定期購読しようかと常に迷う・・・いい雑誌だ。
今回の特集を読んで改めて、SF小説の古典ともいえる、特集の最初にも出てくるけど、HGウエルズのタイムマシンは改めて読んでみたくなった。
タイムマシン (角川文庫) H.G. ウェルズ Herbert George Wells 角川書店 2002-06 by G-Tools |
それから最近の書籍としてはこれ。著者のプリンストン大学リチャード・ゴット博士は、タイムトラベルの可能性を理論的に研究してきた研究者であり未来への旅行について最新の状況を知るのによさそうだ。
時間旅行者のための基礎知識 J・リチャード・ゴット 林 一 草思社 2003-08-05 by G-Tools |
さて、話が逸脱しつつあるので、最後に・・・タイムトラベルというとやはりこれでしょう。原田真二のTime Travel。当時はそんなに感じなかったけど、今改めて聞くと、すんごい名曲だと思う。