確か２０１０年は店舗が建て直しで休業になり食べられなかった。今年は１年間待ちに待ってこの日を迎えた。
新しくなったお店は、その佇まいは立て直す前と、恐らくまったく！変わらない。ただ新しくなっているということを除けば。
こんな感じである。ほとんど何も変わっていない・・・と少なくとも僕は思った。こういうのは僕としては嬉しいかもしれない・・・いつもの並木藪がそこに帰ってきた・・・あるべき場所に復活したって感じ。
入り口に入ってすぐのテーブル席に座る。店の中を見回す・・・「ほんとそのままだ」というのが僕の感想。書画の位置もお品書きの位置も、そして働いているおばちゃんたちも・・・みんな同じ。しかし少しぐらいは変わっているとこがあってもいいのにと思い、店の中を見回したけど、僕にはそういうところは見つからなかった。
さて、再開したお店の雰囲気を楽しみながら、注文する。お燗２本、板わさ、鴨なん２つ。これも定番だ。お燗にはそば味噌がついてくる。最初にお燗と板わさがきて、それをちびりちびり飲み、つまみながら鴨なんの到着を待つ。
何も変わっていないでしょう。そして鴨南蛮。う〜ん、鼻腔をくすぐる鴨南蛮独特の香り・・・この香りが何とも言えない。無性にネギが食べたくなる。
どうです？これも変わってないねえ。美味しい。いろいろなところで鴨南蛮をいただいたけど、今年の値段1800円ということを考慮しても、並木藪の鴨南蛮が一番だと自分は思う。ネギも鴨もつくねもそばもそば汁も最高・・・美味しい。
あっという間に食べてお店を後にしたのは言うまでもない[E:delicious]
